教養としての歴史小説

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教養としての歴史小説

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  • サイズ 46判/ページ数 282p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784478118528
  • NDC分類 910.26
  • Cコード C0030

出版社内容情報







教養を高める最も有力な手段は、歴史を学ぶこと。なにしろ歴史には、これまでの人類の営みが凝縮されているのだ。政治も経済も芸術も宗教も、すべて歴史を通じて参照できる。一方で、歴史というと、なんとなく、とっつきにくい印象を抱く人が多いのも事実。そんな人は、ほとんどの場合、年号や歴史上の人物を暗記させるような学校の授業が、「つまらない」と感じて離脱している。

しかし、好きな「時代」や「人物」から興味を広げていけば、確実に歴史を好きになれる。そして、その導入として最適なのが「歴史小説」なのだ。歴史小説の主人公は、過去の歴史を案内してくれる道先案内人のようなもの。面白い・好きな案内人を見つけられれば、歴史の世界にどっぷりつかり、そこから人生に必要なさまざまなものを吸収できる。道先案内人が魅力的かどうかは、歴史小説家の腕次第。つまり、自分にあった作家の作品を読むことが、歴史から教養を身につける最良の手段といえる。

本書では、教養という視点から歴史小説について語っていく。小学5年生で歴史小説と出会い、ひたすら歴史小説を読み込む青春時代を送ってきた直木賞作家・今村翔吾。20代まで歴史とは無関係のダンス・インストラクターとして活動。30歳のときに一念発起して、埋蔵文化財の発掘調査員をしながら歴史小説家を目指したという異色の作家が、歴史小説マニアの視点から、歴史小説という文芸ジャンルについて掘り下げるだけでなく、小説から得られる教養の中身や、おすすめの作品までさまざまな角度から縦横無尽に語り尽くす。

内容説明

人生で大切なことはすべて歴史小説に学べ。直木賞作家が本気で教える、仕事と人生に効く歴史小説。ビジネスパーソン必読の書。

目次

序章 人生で大切なことは歴史小説に教わった
第1章 歴史小説の基礎知識
第2章 歴史小説が教える人としての生き方
第3章 ビジネスに役立つ歴史小説
第4章 教養が深まる歴史小説の活用法
第5章 歴史小説を読んで旅行を楽しむ
第6章 歴史小説 創作の舞台裏
第7章 教養としての歴史小説ガイド

著者等紹介

今村翔吾[イマムラショウゴ]
1984年京都府加茂町(現・木津川市)生まれ。関西大学文学部卒。2022年『塞王の楯』で第166回直木三十五賞受賞。元教師の父親がダンススクールを主宰しており、その跡とりとして20代はダンスのインストラクターとして活動。2015年、跡とりを弟に任せ、退路を断って歴史小説家を志し、段ボールをひっくり返した机で歴史小説の執筆を始めた。食べていくために埋蔵文化財の発掘調査員の職を得つつ、1日平均19時間の執筆活動をしたことも。32歳で『火喰鳥 羽州ぼろ鳶組』で待望のデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

217
今村 翔吾は、新作中心に読んでいる作家です。大の歴史小説好きの歴史小説家による歴史小説ガイド、著者の原点は「真田太平記」だったんですね。山岡荘八「徳川家康」や北方謙三、浅田次郎以外は著者のオススメをほとんど読んでいないので、何時か司馬遼太郎全集か池波正太郎全集完読プロジェクトに挑んでみたいと思います。 しかし著者が以前ダンス・インストラクターだったとは思いもよりませんでした(笑) https://diamond.jp/category/s-shogo2023/09/28

パトラッシュ

188
小5で『真田太平記』に接してから歴史小説に耽溺した著者が、当然ながら自分も書くようになった経緯や創作の舞台裏を語る自伝であり、初心者向け読み方入門であり、歴史小説から何を学べて人生に役立つかを指南する、一読で三度おいしい贅沢な本。まさに歴史小説を書くために育ってきたようなものだけに、膨大な知識に裏付けられた指摘や議論は面白い歴史の講義を聴いている気分だ。漫画やCMからネタを探す好奇心や、旅や出会いの経験が作品に反映するなど、「教養としての」の題名にふさわしい生きるため身につけるべき教養を教える本といえる。2023/09/29

いつでも母さん

171
歴史書は苦手でも、歴史小説や時代小説は大好き(苦手な時代はある)小説だから色んな捉え方があるのが楽しい。『教養』なんて言われると果して私にはあるのか?遠いところに位置する言葉のようだが‥(汗)今村さんだもの読み易い。歴史小説の苦手な方もここからスタートは宜しいかと。今村さんの夢?目標?歴史小説で本屋大賞!と大河ドラマの原作者!どちらも期待したい。有言実行を楽しみにしているのは私だけじゃない。2023/10/03

とん大西

122
今村さんならば無条件で面白い!とは、ちょいと贔屓の引き倒し感はあるけども、歴史小説好きにとったらブルブルくるような書きっぷり。さも歴史好き井戸端会議のお題目にうなずきっぱなしなのです(それにしてもそんなに池波正太郎激LOVEだったとは初めて知りました)。創作のエピソードは興味津々。新進気鋭ながらも無双の今村さんのインプットとアウトプット。これだけフランクに、でも丁寧に書かれてると、そりゃぁ親近感もわきますゎ。2023/09/25

trazom

114
歴史小説を読んで成長した今村さんの自伝的要素もあり、また、古今の名作の紹介とともに、自著のアピールを兼ねたような構成となっている。今村さんのファンにとっては嬉しい一冊だと思うが、そういう思い入れのない私には、あまり響かない。尤も、司馬遼太郎さんの推薦作に「風の武士」を選ぶなどのユニークな価値観は面白いが…。そもそも私は、「教養としての」というタイトルに、小さな反発を覚えているのかもしれない。本文中でも、「ビジネスに役立つ」とか「教養が深まる」とあるが、そういう姿勢で歴史小説に向き合わなくてもいいのに…。2023/10/25

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