出版社内容情報
ファイナンスを武器にして“稼ぎ続ける組織”をつくる! マッキンゼーで長年活躍した著者による、企業変革の新発想──。
内容説明
目の前にある事業だけにとらわれていないか?事業家としての戦略×投資家としてのファイナンス。2つのマインドを併せ持つ経営者こそが、「ネクスト・ノーマルの世界」を生き延びる。お金の流れによって企業経営の全体像を俯瞰できる「投資家」であると同時に、強烈な情熱を持ちながら成長と稼ぐ力を軸とした戦略を語れる「事業家」でもあり続けるには―?不確実性に満ちた環境下で、これからの企業価値を創造するために必要な思考法!
目次
第1部 成長と稼ぐ力を高める戦略によって企業価値を創造する(企業価値を生み出す戦略の全体構造;「成長」と「稼ぐ力」を追求する戦略をいかに作成するか;メガトレンドに乗って持続的に成長する;事業ポートフォリオを再構築する;M&Aと事業売却をどのように活用すべきか;ROICの視点で稼ぐ力を高める;機能スキルによって稼ぐ力を高める;デジタルとアナリティクスで稼ぐ力を高める)
第2部 お金の流れによって企業価値を創造する経営を俯瞰して語る(経営をお金の流れで理解するPL&BS一体型思考;企業価値評価の基礎知識(1)フリーキャッシュフローと金利・割引
企業価値評価の基礎知識(2)DCF法とマルチプル法
企業価値の源泉は「成長」と「稼ぐ力」である)
第3部 企業価値と戦略を自己検診しながら進んでいく(セルフ・デューデリジェンスによる自己検診と経営改革;企業価値と戦略の効果的なコミュニケーション;補論 企業価値創造型経営の実現に向けて乗り越えるべき3つの課題)
著者等紹介
佐藤克宏[サトウカツヒロ]
早稲田大学大学院経営管理研究科(早稲田大学ビジネススクール)教授。慶應義塾大学法学部法律学科卒業、スタンフォード大学大学院修士課程修了、京都大学経営管理大学院博士後期課程修了(博士、経営科学)。1995年、日本開発銀行(現・日本政策投資銀行)入行。2006年、マッキンゼー・アンド・カンパニーに入社し、20年近くにわたり同社パートナーなどを歴任。資源・エネルギー・素材業界グループのリーダーとして、戦略的視点での企業変革、新規事業立ち上げ、ビジネスモデル構築、デジタル・アンド・アナリティクス、B2Bマーケティング、M&A、組織的なケイパビリティ構築などの領域でおもに日本企業を支援してきた。マッキンゼー時代から大学で教鞭をとり、2014年度に「早稲田大学ティーチングアワード」、2020年度に「京都大学経営管理大学院優秀教育賞」を受賞するなど、講義のクオリティにも定評がある。2023年4月より現職。そのほか、独立行政法人経済産業研究所(RIETI)コンサルティングフェロー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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