出版社内容情報
いま起きている大きな変化の潮流である情報革命は、かつての蒸気機関などのエポックメイキングな
発明と比べて数十倍の速さで技術革新が続き、その範囲はとてつもなく広がっている。
産業革命で紡錘機がヨーロッパ以外の地域に普及するまで100年の時間を必要としたのに対して、通信技術やデジタル技術などが高速で社会に波及し、かつてのビジネスの「定石」は通用しなくなっている。
さらに、社会の成熟とグローバリゼーションはコモディティ化を促し、競争優位の持続はますます難くなっている。成功体験に身を任せ、既存プロセスに固執したままでは凋落する。すなわち持続的成長は、構築と脱構築を繰り返しながら、イノベーションを追求することで実現されるのである。
本書は、こうした「変化」をリフレーミングし、数十年後の経営を視野に入れた戦略を「再構築」するための指南書である。
変化の質そのものがどのように変化していくかについて、情報(インテリジェンス)、組織のケイパビリティやあり方を軸に、意思決定者に求められる現実と未来を見据えたマネジメントについて論じる。
内容説明
社会情勢はより変化の激しさを増し、先の読めない時代にある。このような時代において企業はどのように進化していくべきか。それは、みずから、常に、変わり続けることだ。企業は、競争優位を創り続けられるケイパビリティを身につけ、「ヒト」「モノ」「カネ」に加え、現実思考で世界を読み解く「情報」、そして、ともに社会を変えていく「コミュニティ」の5つを経営資源として、未来を築いていくのである。いまこそ、これまで語られてきた「Change」の定石をアップデートしよう。
目次
序章 何のために“Change”を問うのか(古きを廃して新しきへと「交換する営み」;メガトレンドとボラティリティ―現実志向のChangeの道しるべ ほか)
第1章 “Change”をとらえる力―「現実思考」で世界と向き合う情報戦(激変する環境、氾濫する情報;情報戦でよく見られる誤解 ほか)
第2章 “Change”を駆動する力―ダイナミックケイパビリティのさらに深層へ(混沌の時代を生きる意味;ビジネスで変わるもの、変わらないもの ほか)
第3章 “Change”を創る力―第5の経営資源「コミュニティ」(事業戦略としてのコミュニティ構築;社内外の“個”の意思がドライブする変革 ほか)
第4章 “Change”の要諦―とらえる力、駆動する力、創る力(Changeをとらえる「情報戦」;Changeを駆動する「進化の素」 ほか)
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