出版社内容情報
「日本は魅力的な国ではなくなった」。これは、日本で働いている、あるいは働きたいと思っている外国人材たちの本音でもある。
製造現場やコンビニ、介護施設、建設現場など、日本のあらゆる職場を支え、この国の労働力の一翼を担う外国人たちの日本に抱く印象が変化し、「働きたい」と思える国ではなくなってしまったのだ。
令和の日本は平均賃金が思うように上がらず、物価は高騰し、急激な円安が進むなど、さまざまな経済不安に見舞われている。
当然、こうした状況は日本から外国人人材が遠のくきっかけにもなるが、問題の本質は別にある。その本質とは何か──。本書は日本の魅力が失われた原因を解き明かし、外国人人材の労働環境やコミュニケーションの壁など、課題を克服するための指南書でもある。
このまま放置すれば、日本で働く外国人材はいなくなり、私たちは経済活動を維持できなくなる。事態の悪化を防ぐことがこの本の持つ使命でもある。
人材不足にあえぎ、外国人材の受入れを検討している企業に向け、受入れ企業のリアルな姿を伝え、課題解決の実例を紹介していく。採用の成功事例、労働環境の整備、コミュニケショーンの壁の克服など、具体的な外国人材の活用法を伝える。この本が、日本企業と外国人材が良好な関係を構築するための一助となるだろう。
内容説明
2025年問題。人材不足大国・日本で働き手が消滅する危機の今、企業が生き残る手段は「外国人材」にある!外国人材の受入れを成功させる四つの「法則」と「課題」、その解決法までこの一冊に凝縮!
目次
プロローグ 優秀な外国人材の新たな宝庫・インドネシア
第1章 人材不足大国・日本―なぜ、この企業は外国人材の採用で成功したのか
第2章 外国人材の受入れを成功させる四つの法則と四つの課題
第3章 外国人採用のDXを加速させたキャムコムグループのシステム
第4章 キャムコムグループが切り開いた外国人採用の扉―課題を克服した企業
第5章 人材業界の代表として外国人材と企業のために果たすべき「使命」
エピローグ 外国人材支援事業の未来とキャムコムグループの「決意」
著者等紹介
宮林利彦[ミヤバヤシトシヒコ]
株式会社キャムコム代表取締役。横浜国立大学理工学部機械工学科卒業。警戒レーダーや電波監視システムのプロジェクトマネジメントを経て2006年株式会社綜合キャリアグループ(現キャムコムグループ)に入社。人材業界では異色の80名近くのシステムエンジニア部門を育て上げ、CTOを経て2016年グループの事業統括に就任。複数のグループ会社の経営を経験した後に、2022年株式会社キャムコムの代表取締役に就任。人材派遣事業のリソースを生かしたグローバル事業、IT関連事業の開発に積極的な投資を行い、キャムコムグループの第二創業期をけん引している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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