出版社内容情報
コーポレート・ファイナンスを「ビジネススキル」ではなく、ミクロ経済学に由来する「学問」として見つめ直すとわかること。
内容説明
ミクロ経済学の理論をもとに企業活動の謎を解き、資本主義の本質に迫る。単なる「知識」を「教養」に変える、唯一無二のコーポレートファイナンス入門!
目次
会社が儲かるとは、そもそもどういう状態を言うのか?―株式会社という説話原型
株価の変動がでたらめだったら何がうれしいのか?―不確実性理論という宿命
なぜ人はリスクを恐れるのか?―CAPMというイニシエーション
株価はどうやって決められているのか?―割引現在価値という決まりごと
どんなときに企業価値は拡大するのか?―正のNPVというメカニズム
株式市場は正しい答えを持っているのか?―効率的市場仮説という自己矛盾
価値を拡大することはなぜ困難なのか?―完全市場というフィクション
コスト削減の努力は報われるか?―キャッシュフローという現実性
財務分析はどこまで役に立つのか?―ROE崇拝の迷宮
配当?払ったことないですけどそれがなにか?―ペイアウト政策のパズル
現金?持ってないですけどそれがなにか?―企業の現金保有とペッキングオーダー理論
会社は本当に株主のためだけに存在するのか?―株主プライマーシーとステークスホルダープライマシー
会社はどこまで社会の持続性に貢献できるのか?―サステナビリティとコーポレートガバナンス
著者等紹介
宮川壽夫[ミヤガワヒサオ]
大阪公立大学大学院経営学研究科・商学部教授。博士(経営学)。筑波大学大学院博士後期課程修了。1985年4月野村證券株式会社入社。営業部門、英国留学、投資銀行部門を経て2000年8月米国トムソンファイナンシャル・コンサルティンググループに移籍(アジア統括シニアディレクター)。2007年10月に再び野村證券株式会社に移籍(IBコンサルティング部上級専任職エグゼクティブディレクター)。2010年4月大阪市立大学(現大阪公立大学)大学院に専任講師として赴任。同年10月准教授、2014年4月教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Hiroo Shimoda
Yuki2018
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