出版社内容情報
世界的に著名な2人の戦略家が、デジタル新時代に企業を変革するための7つのリーダーシップの必須条件について詳述。
デジタルトランスフォーメーションは、非常に重要である。しかし、今日の世界で勝つためには、デジタル化だけでは不十分だ。競争優位の本質が変化し、デジタルであるだけでは十分でないことを理解する必要がある。
本書では、PwCの戦略コンサルティンググループであるStrategy&のポール・レインワンドとマット・マニが、日立、コマツ、フィリップスをはじめ12社の企業について、この大きな変化をどのように乗り越えてきたかを紹介。例えば、フィリップスが幅広いコングロマリットから医療技術に焦点を当てた企業へと生まれ変わり、クリーブランドクリニックが幅広いエコシステムと連携して最先端の患者ケアを改善し世界中の多くの拠点に拡張し、マイクロソフトグローバルコマーシャルビジネスを一新して顧客満足度を向上させるなど、その内容は多岐にわたっている。その他、アドビ、シティグループ、イーライリリー、日立、ハネウェル、インディテックス、コマツ、STCペイ、タイタンなどのケーススタディを掲載。
著者は、新たな大規模な調査に基づいて、デジタル時代が進化し続ける中で、リーダーが従うべき7つの必須事項を特定している。
1.世界における自社の立ち位置を再構想する
2.エコシステムを作り上げて価値を創出する
3.顧客に関する専有的知見を体系的に構築する
4.成果主義の組織にする
5.リーダーシップチームの焦点を反転させる
6.従業員との社会的契約を再定義する
7.自身のリーダーシップのアプローチを創造的に破壊する
これらの7つの原則は、リーダーがより大胆な目的を定義し、組織を変革するためのプレイブックを構成している。
内容説明
「DX」のその先へ!どうすれば、企業は変革できるのか?デジタルの進化に伴い、自社が顧客に提供できるユニークな価値が何かを再考し、ビジネスモデルや組織ケイパビリティを見直していくための経営リーダーとしての必須要件を説く。
目次
第1章 自社の未来を形作る
第2章 世界における自社の立ち位置を再構想する
第3章 エコシステムを作り上げて価値を創出する
第4章 顧客に関する専有的知見を体系的に構築する
第5章 成果指向の組織にする
第6章 リーダーシップチームの焦点を反転させる
第7章 従業員との社会的契約を再定義する
第8章 自身のリーダーシップのアプローチを創造的に破壊する
第9章 成功に向けて加速する
著者等紹介
レインワンド,ポール[レインワンド,ポール] [Leinwand,Paul]
PwCの戦略コンサルティングビジネスを担うStrategy&で、ケイパビリティに基づく戦略と成長を主導するグローバル・マネージング・ディレクター。PwC米国のプリンシパルである。レインワンドは戦略と変革の大規模な取り組みを通して、世界のクライアントのために尽力する。現在は米国ファームのビジネスを率い、消費者と医療の交点に立って大手消費者組織や医療システムと仕事をする。レインワンドはノースウェスタン大学ケロッグ経営大学院の戦略論の非常勤教授のほか、多くの非営利組織のアドバイザーを務める。ケロッグ経営大学院でMBAを取得。ワシントン大学セントルイス校で政治学の学士号を取得
マニ,マハデバ・マット[マニ,マハデバマット] [Mani,Mahadeva Matt]
PwC Strategy&のプラットフォーム変革を率いている。PwC米国のプリンシパルである。ビジネスモデル変革や業績改善について、各種業界の企業やリーダーのシニアアドバイザーを務める。デジタルを越えた時代に、企業が経営の抜本的な変革をグローバルに達成して潜在能力を最大限に発揮できるように、「腕まくりをして」活動している。ジョンズ・ホプキンズ大学高等国際問題研究大学院で、国際公共政策の修士号を取得。アメリカン大学で金融・マーケティングの学士号を取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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