出版社内容情報
世界的な名著『ザ・ゴール』シリーズのなかで企業変革をテーマにした『チェンジ・ザ・ルール!』のコミック企画です。近年、デジタルトランスフォーメーションを中心に大中小問わず企業には変化することが求められています。原著である『チェンジ・ザ・ルール!』はアメリカのシステム会社を舞台としたストーリーとなっており、日本発刊当時の2002年はERP導入の全盛期であり、多くの企業に変革が求められていました。そして、そのことをテーマにした『チェンジ・ザ・ルール!』も、企業変革の教科書として大ヒットしました。2022年の現在も2002年当時と状況が似ており、企業経営のデジタル化が急激に進んでおり、これまで以上に変革が求められています。原著の『チェンジ・ザ・ルール!』では、企業の変革に合わせて、社内
ルールや考え方を変える重要性が説かれていますが、変革に際して柔軟に対応することの大切さは今も変わらず、20年経った今でも実践できることが多くあります。そこで、今回のコミック版では原著のエッセンスを残しつつ現代日本版のオリジナルストーリーにし、企業変革の教科書を目指します。ジャパネットたかた創業者の髙田明氏も『チェンジ・ザ・ルール!』を人生の教科書と公言されるなど、名経営者にもファン
の多い一冊になっています。コミック化することによって新人研修などでの活用も見込めます。また、本書の発刊によって『ザ・ゴール』シリーズ全体の売り伸ばしも期待できます。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nbhd
15
(解説引用)「部分最適のルールを全体最適のルールに変えなければ、言い換えると『チェンジ・ザ・ルール』をしなければ、現場の働き方が変わることはなく、成果はもたらされないのだ」。/つまり、全体最適のルールを定めたとしても、現場は依然として部分最適のルールで稼働しているので、思考や気持ち、実働には変化が起こらない。だからこそ、「チェンジ・ザ・ルール」をしないといけないんだ!…「ザ・ゴール」シリーズを読むと、だんだんとビジネスパーソンの考え方や勢い、カタカナ語遣いが理解できた気になれるので、実際読んでよかったわ。2024/07/21
Erina K
4
ERPのようなITシステムの話はよくわからないんだけど、システム化・デジタル化がうまく導入できたとしてもそれを実行するために会社のルールを変えたり、働き方を自分たちが変えたりする意識や行動力がないと真の改善は生まれないのだなということは伝わった。コミック版の1,2,3を通して全体最適について学び、ボトルネックの見つけ方やボトルネックをどう扱うかなどTOCのエッセンスを学べた。仕事にも取り入れることができており、表層の理解に過ぎないかもしれないが、よい本だった2024/08/17
逍遥遊
4
11-1-20230501 【ベストブック】前2作よりは内容が薄っぺらだったけど、頭の整理にはよい本。これ、実際に現場を変えるの超大変なんですよ。ってか、全ての部署を理解していないと変えられないですから。「守破離」をベースですすめないとです。2023/05/01
小泉岳人
2
人が全体最適の行動をしようとしても、部分最適のルールで評価されているならば、部分最適の行動をしても仕方がない。この状況下、部分最適の行動で人を攻めるのは筋違いで、責めるべきは部分最適の行動を人に強いてしまう「ルール」なのだ。 つまり、部分最適のルールを全体最適のルールに変えなければ、言い換えると、「チェンジ・ザ・ルール」をしなければ。現場の働き方が変わる事はなく、成果はもたらされないのだ。2024/11/24
mtake
2
★5 物足りないくらいにサッと読めるが、主張は的を得ている。 月曜が楽しみな会社にする。 チェンジ・ザ・ルールしないと現場の働き方は変わらず、成果ももたらされない デジタル化しても現場の働き方が変わらなければ無意味 。残された旧態然ルールが限界を課す。 全体が見えていないときの策定ルール:個別最適の可能性が高い 長年親しんだルール、行動パターン、カルチャーの変化は難関、抵抗ある。 TOC理論:個別最適→全体最適オペレーションに変革2024/08/17