『種の起源』を読んだふりができる本

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『種の起源』を読んだふりができる本

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  • サイズ 46判/ページ数 424p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784478112380
  • NDC分類 467.5
  • Cコード C0045

出版社内容情報

チャールズ・ダーウィンの『種の起源』は、生物の進化がなぜ起こるのかを自然淘汰で説明し「神が天地創造の際にすべての生き物を完璧な姿でつくった」というキリスト教の世界観を覆した。コペルニクスの地動説と並び、人類に知的革命を起こした大名著である。

しかし、『種の起源』はかなりわかりにくいので、内容がきちんと理解されていない。「ダーウィンは『種の起源』で、人間の進化については一切述べていない」とか「『種の起源』によって神を否定した」など、もし読んでいればすぐに間違いだとわかるコメントが、後を絶たない。
日本でいえば江戸時代に書かれた本なので、現在からみれば間違いがたくさんある。けれど、専門的な知識がないと、どこが正しくてどこが間違いかを判断するのは難しい。これが、小説や哲学などの古典と科学書の古典を読む際の大きな違いだ。

本書は、そんな『種の起源』の重要なポイントを押さえながら、最新の生物学の知見も身につく本。
主な特徴は以下の5つ。
1)『種の起源』より薄くて、短い時間で読める。
2)現在の科学からみて、正しいか正しくないかを明記する。
3)最新の進化学の知見も、読み物として楽しく解説する。
4)『種の起源』を読んだ人の記憶に残るであろう部分は、科学的に間違っていても省略しない(もちろん間違いであることは明記する)。
5)『種の起源』を読んだときに記憶に残らないであろう部分は省略する。

つまり、読者の頭の中に、実際に『種の起源』を読んだ後と同じ記憶が残るような本、一言でいえば、『種の起源』を読んだふりができる本を目指す。


【目次】

本書の主な目次

・真面目な読者のためのまえがき
・不真面目な読者のためのまえがき

・『種の起源』を読むための虎の巻
種の起源を読むにあたって/進化の仕組みについて/『種の起源』は神学書である/若き日のダーウィンとメンデル

・はじめに

・第1章  飼育栽培における変異
ダーウィンとメンデル/チワワと自然淘汰/変異はどこから来るのか…
・第2章  自然状態における変異
何だか妙な話/四つの血液型が共存しているのはなぜか/
種の下位区分はややこしい…
・第3章  生存闘争
あなたは生存闘争から逃れられない/荘厳なスギ・犠牲になるスギ/ダーウィンの思考実験
・第4章  自然淘汰
イヌとオオカミ/タンブラーバトの品種改良/ヒルガタワムシの独特な生活スタイル…
第5章  変異の法則
第6章  学説の難点
第7章  本能
第8章  雑種形成
第9章  地質学的記録の不完全さについて
第10章  生物の地質学的な移り変わりについて
第11章  地理的分布
第12章  地理的分布(続き)
第13章  生物同士の類縁性、形態学、発生学、痕跡器官
第14章  要約と結論

あとがき

内容説明

1冊の本が人類の“知の歴史”に革命を起こした―ダーウィンの「進化論」がわかる感動!画期的な生物学の道案内。予備知識なしで読める。

目次

第1章 飼育栽培における変異
第2章 自然状態における変異
第3章 生存闘争
第4章 自然淘汰
第5章 変異の法則
第6章 学説の難点
第7章 本能
第8章 雑種形成
第9章 地質学的記録の不完全さについて
第10章 生物の地質学的な移り変わりについて
第11章 地理的分布
第12章 地理的分布(続き)
第13章 生物同士の類縁性、形態学、発生学、痕跡器官
第14章 要約と結論

著者等紹介

更科功[サラシナイサオ]
1961年、東京都生まれ。東京大学教養学部基礎科学科卒業。民間企業を経て大学に戻り、東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。博士(理学)。専門は分子古生物学。武蔵野美術大学教授。『化石の分子生物学―生命進化の謎を解く』(講談社現代新書)で、第29回講談社科学出版賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mae.dat

61
本書にはね、先ず『本書の読み方』が書いてあり、まえがきが2つあるけど両方読む事は控えてねとあり。タイトルがタイトルだけにね、不真面目な読者向けを誘っているのでしょうが、真面目な読者向けを読んで、最後に『不真面目な読者のためのまえがき』を読みました。でもそれなりに真面目なまえがきでしたよ。この本を読む為に必要な力は、19世紀イギリスに想いを馳せる事。“個別創造説”が支配的であった事を想像する事ですね。その上でダーウィンの洞察力と先見性に舌を巻きますよ。誤った知見は更科せんせーが補記していますから安心です。2025/09/20

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