0メートルの旅―日常を引き剥がす16の物語

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0メートルの旅―日常を引き剥がす16の物語

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  • サイズ B6判/ページ数 288p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784478110898
  • NDC分類 290.9
  • Cコード C0076

出版社内容情報

「遠くに行く」だけが、旅じゃない。予定不調和と非日常を愛する心があれば、すべての行為は「旅」になる。南極から家の中まで、日常を引き剥がす18の物語。記事累計300万PVの会社員ライター鮮烈のデビュー作。

目次

第1章 海外編―旅のわからなさに救われて(16350000メートル 南極;13549000メートル 南アフリカ;11525000メートル モロッコ;9159000メートル イスラエル;9153000メートル パレスチナ;7809000メートル イラン;6238000メートル ウズベキスタン;5906000メートル インド)
第2章 国内編―旅の魅力は距離に比例するか?(376600メートル 仙台;352000メートル 青ヶ島;54500メートル 箱根ヶ崎;34200メートル 国立)
第3章 近所編―旅を創るということ(1300メートル 駅前の寿司屋;800メートル 郵便局;350メートル 畑のフランス料理店)
最終章 家編―旅とは目的ではなく、過程にある(0メートル 部屋)

著者等紹介

岡田悠[オカダユウ]
1988年兵庫県生まれ。ライター兼会社員。有給休暇取得率100%。そのすべてを旅行に突っ込み、訪れた国は70か国、日本は全都道府県踏破。Webメディアでエッセイを執筆し、旅行記を中心に絶大な人気を博す。『0メートルの旅―日常を引き剥がす16の物語』収録のイランへの旅行記で「世界ウェブ記事大賞」を受賞。『0メートルの旅―日常を引き剥がす16の物語』が初の著書(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

けんとまん1007

81
旅。その言葉の響きもいい。旅って何だろう?と、改めて考える。それは、自分が旅だと思えば、それでいいのだ。何かの発見がある、気分転換になる・・・それが旅だろうと思う。意図した旅もあれば、気づいたら旅だった。2022/05/14

yyrn

24
世界に漠然とした憧れをもつ(自分の可能性に根拠もなく期待している)高校大学生あたりが読むと、作者と自分を置き換えて、読みながら期待がどんどん勝手に膨らむんじゃないだろうかw。新婚旅行で南極に行ったり、イスラエル経由パレスチナでバンクシーの壁画を拝んだり、アメリカ入国が面倒になるけどイランに行って(両替で焦ったけど)世界一壮大なモスクを見て感激したり、若人よ大いに勘違いして頑張ってきておくれ!そして、コロナ禍で出不精の連中が増えた世情を一掃してもらいたい。なお、インドとパキスタンの国境で大歓声を浴びながら⇒2022/12/14

メチコ

18
Xでたまたま目にした「箱根ヶ崎」の話がおもしろくて手に取る。 この感性とこの文章力はひとつの才能だね。 基本的に出不精インドア派で、海外へのあこがれもほとんどない私でも楽しくスルスルと読むことができた。 異文化に触れるのってワクワクよりもストレスが圧倒的に勝ってしまうのよね、私の場合。 個人的には一般的な “旅” という言葉からはズレはじめている終盤に向かってより楽しめたかな。 寿司屋の話とか、一年前の手紙の話とか。 焼きゲソ!で笑っちゃったし、はとさぶれ(鎌倉)で笑っちゃったもんね。2025/05/16

imagine

17
遠い場所から始まり、徐々に近くなり、最後には自分の部屋、という構成がよくできている。南極の海にダイブするチャレンジ精神と、(移動距離とは関係のない)旅本来の意味を思索する想像力。その振り幅の広さがこの著者の魅力だろう。身の回りに「非」日常要素を見つけて楽しむセンスは、酒場ライターのパリッコ氏を思わせる。コロナ禍で、旅のみならず移動行為そのものが制限されている今の状況で、閉塞感から解放してくれる読書だった。ギャグのキレもなかなか!2022/05/06

ころにゃん

17
「海外編」「国内編」「近所編」「家編」の4章、16の物語 会社員(freee)ライターの旅本。 壮大なストーリーの旅がさらりと描いてある。日常から抜け出し、遠くの国、自分の国、自宅と距離が縮まっていく。距離の遠い近いにかかわらず、旅心があふれ出るエッセイ。世界各地でトラブルに見舞われるもの旅の楽しさが伝わってくる。若者の無謀で繊細でインテリジェンスを感じさせ、文章と旅が面白い。2021/11/13

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