出版社内容情報
世界各国の最新事情・代表的な企業を概観したのち、それを支えるテクノロジーやビジネスモデル、資本関係・競合関係などを解説。
内容説明
米国、中国、欧州、インド、東南アジア、そして日本―各地域を代表する多数の新興企業と、その革新を支える「技術」「ビジネスモデル」を網羅した決定版。
目次
序章 スタートアップのマクロ環境
第1章 アメリカ
第2章 中国
第3章 インド・東南アジア
第4章 ヨーロッパ
第5章 日本
著者等紹介
山本康生[ヤマモトヤスマサ]
大阪府生まれ。京都大学を卒業し東京大学で修士号取得後、米ニューヨークの金融機関に就職。ハーバード大学大学院で理学修士号を取得。その後Googleに入社し、フィンテックや人工知能(AI)ほかで日本企業のデジタル活用を推進。日米のリーダー間にネットワークを構築するプログラム「US Japan Leadership Program」フェローなどを経て、DNX Venturesインダストリーパートナー。自身がベンチャーキャピタリストでありながら、日本企業のコーポレートベンチャーキャピタルへのアドバイスなども行う。ハーバード大学客員研究員、京都大学大学院特任准教授も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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あつお
3
「ビジネスの動向を掴むためには、スタートアップを調べよ」とのことで、本書を読んでみました。 スタートアップの事例だけでなく、スタートアップの成長ステージについても言及されており、興味深かったです。同言語を扱う人工の多さ、国の推進もあり、米中のスタートアップが多い状況。ICT技術の向上を利用した企業が殆どですが、地道な地域開拓を武器にした企業も掲載されており、多様な観点から学べました。新しいアイデアを得るために、また読みたいですね。2021/10/11
Go Extreme
2
スタートアップのマクロ環境:老舗企業の時価総額を超える企業がわずか数年で誕生・ポイントはCVC活況・急速な国際化 GAFAとBATHの現在:ハード・ソフトウェア→サービス どのように成長し資金を集めるか:ハイリスク・ハイリターンだが投資効率よし・NASDAQに吸い寄せられるスタートアップ 米国:VCファンドの組成額年間6兆円 中国:モノづくりの強さ・国内産業の強さ・中国政府の強さ インド/東南アジア:インド・組成額年間1兆5千億 ヨーロッパ:都市に特定の分野が集積 日本:資金量の少なさ・起業する人の少なさ2021/01/27
マヌタ
1
横長の本でめくりにくい、、難点はあるが、図がわかりやすく国ごとにベンチャーが整理されており見やすい。目を引くのが中国の台頭と日本の没落。現時点は中国政権への不安視より中国ベンチャーの存在感は薄まったが、かといって日本のベンチャーの興隆も見られない。全体的にはフィンテック関連の会社が目立った。どの会社の投資欄にもソフトバンクがいるのが笑、、、その抜け目なさを物語っていた。2022/05/04
ヒワダ
1
世界の企業がどうやってマネタイズしてるのか気になって手に取りました。 サブスクで導入障壁を下げたかと思えば、その逆でショットで購入しやすくしてサービス拡大したりと、まだまだ日本もタイムマシン経営出来そうだなと感じた。 個人的にはスタートアップ専門の資金提供で証券会社から手数料取ってく会社は頭いいなと。 そして後半のアジアのスタートアップのSVF出資率がすごくて笑った。 SVFはキャピタルゲインじゃなくて、群戦略の企業同士で新たなNo.1をお見合いさせてまたスケールアップしていくという…凄いよ孫正義 2022/02/26
dyui3
1
巷で有名な企業や初見の企業が様々あり、特にインドのスタートアップに関してはとても興味深かった。2021/05/23