出版社内容情報
福山雅治さん;所ジョージさんも絶賛!
京都橘高校吹奏楽部の名物顧問が磨いた23年間の「弱弱」指導で
普通の生徒が世界を感動させる!
武田邦彦教授「あの感動はこうして生み出されていたのか」
武田綾乃先生(『響けユーフォニアム』著者)「オレンジの悪魔たちの最高の笑顔の秘密がわかりました」
YouTube総再生回数3000万回以上!
日本最高の人気マーチング・バンドの秘話を収録
“オレンジの悪魔”という愛称で親しまれる;とてつもない演奏スタイルでしられる全国屈指のマーチングの有名校;京都橘高等学校吹奏楽部。国内外に熱狂的なファンがいる。その活躍の影には;顧問として23年間にわたって生徒たちを指導してきた名物教師がいた。
生徒がどう活躍したいかを考え;そのために自ら厳しいトレーニングを試行錯誤する。そして;顧問はその環境を整えるプロデューサーに専念する「田中式」指導法は;「自分の頭で考えて動く」自律性を育み;若者がその後の豊かな人生を送る土台を作る。本書では;思春期の若者たちへの豊富な指導経験をもとに;自分で考えて動ける人に育てるための5つのアドバイスを行う。
【京都橘高等学校吹奏楽部 : オレンジの悪魔】
京都橘高等学校吹奏楽部は;創部50年以上の歴史を誇る。女子高時代からマーチングを中心に取り組むことで知られる。田中先生の指導の下でマーチングにダンスを取り入れたことで注目を集め;オレンジ色のユニフォームを着て笑顔で激しいステップを踏むことから「オレンジの悪魔」と呼ばれるまでになる。
メディアでも話題になり;『よゐこ部』(毎日放送)や『笑ってコラえて!』(日本テレビ)でも登場し;全国区に。世界最大級のローズ・パレードに二度招待を受けたことから;ネットを通じて国内外にも熱心なファンを生む現象を巻き起こしている。
2018年には;第100回全国高等学校野球選手兼記念大会に提供した福山雅治『甲子園』のミュージックビデオ撮影に選ばれた5校のうちの1校として参加。テレビ番組出演も多いことから;芸能;映像;学識関係者にも隠れファンが多い。
内容説明
京都橘高校吹奏楽部の名物顧問が磨いた23年間の「弱弱」指導とは―。
目次
第1章 がんばっているのに、全国屈指のマーチングバンド伝統校は、なぜ落ち込んでしまったのか?(黄金時代の「終わりの始まり」;自分の技を極めるか、誰かのためにがんばるか ほか)
第2章 苦しい時期、カリスマじゃないリーダーが、指導や口出しをがまんしてやっていたこと(「真面目な努力」だけでは打開できない壁だった;リーダーとメンバーの距離感という大問題 ほか)
第3章 ちょっと弱い先輩が、もっと弱い後輩を指導して強くなる「弱弱指導法」で道が拓けた!(オレンジの悪魔の役員になる;人材は育てるものではなく、育つもの ほか)
第4章 自分で考えて動くためのサポートに徹する「弱弱指導法」虎の巻(親しき仲にも「敬意」が必要;新人オレンジの悪魔の“デビュー”とは? ほか)
第5章 ここでしか味わえない経験をさせる!最高のプロデュースをするのはリーダーの仕事(橘でしかできない経験をさせたい;「チャンスは平等」の嘘と真実 ほか)
著者等紹介
田中宏幸[タナカヒロユキ]
1958年生まれ。大阪音楽大学卒業後、音楽教師になり、公立中学校に12年間勤務の後、1995年に京都橘高等学校に赴任。以降23年間、顧問として吹奏楽部を指導し、全日本マーチングコンテスト常連校へと成長させる。近年では07年より3年連続全国大会出場(08年、09年は金賞)、11年全国大会出場、12年NHK吹奏楽バトル優勝、14年、15年にも連続で全国大会出場。15年には金賞受賞。また、日本で唯一アメリカ合衆国のローズパレード(集客規模100万人)2回出場などの実績を残す。2018年に退職し、現在吹奏楽プランナーとしてさまざまな吹奏楽団体を指導するかたわら、京都府舞鶴市で吹奏楽フェスティバルを開催し、FMまいづるで「田中宏幸の吹奏楽のセカイ」の番組を持つなど、音楽によるまちおこしに取り組む。2020年のコロナ禍で、活動が行えない吹奏楽団体を支援する「#吹奏楽を止めるな」を、ラジオ番組とSNS上で展開している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。