出版社内容情報
西村博之;1パーセント;1%
内容説明
ラクを極めた管理人がマジメに語る、「生い立ち」「起業」「ビジネス」「これから」の話。「頭のいい生き方」を教えよう。
目次
序文 「1%の努力」とは何か
1 団地の働かない大人たち―「前提条件」の話
2 壺に何を入れるか―「優先順位」の話
3 なくなったら困るもの―「ニーズと価値」の話
4 どこにいるかが重要―「ポジション」の話
5 最後にトクをする人―「努力」の話
6 明日やれることは、今日やるな―「パターン化」の話
7 働かないアリであれ―「余生」の話
著者等紹介
ひろゆき[ヒロユキ]
本名:西村博之。1976年、神奈川県生まれ。東京都に移り、中央大学へと進学。在学中に、アメリカ・アーカンソー州に留学。1999年、インターネットの匿名掲示板「2ちゃんねる」を開設し、管理人になる。2005年、株式会社ニワンゴの取締役管理人に就任し、「ニコニコ動画」を開始。2009年に「2ちゃんねる」の譲渡を発表。2015年、英語圏最大の匿名掲示板「4chan」の管理人に。2019年、「ペンギン村」をリリース(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いっち
145
優先順位の話(「この壺は満杯か」)が良かった。壺には、岩、砂利、砂、水のすべてが入るが、順番を間違えると入らない。水を最初に入れた場合、他のものを入れた瞬間にあふれる。だから岩から入れようという話。岩は、自分にとって優先順位の高いもの。本書では、「仕事、志、愛する人、家庭、自分の夢」が引用されている。どれも重要に思える。一番を決めるのは難しい。だが、重要ではないものを選ぶのはできそう。例えば、「稼ぐための仕事」は重要ではない。仕事に忙殺されたら、自分の人生には重要ではないからと、切り捨ててもいいと思った。2021/06/26
ひろき@巨人の肩
122
著者の思想として構造主義的な要素が強いようで、その中での著者の処世術を大多数の日本人が共感できる歯切れの良い言葉で伝えており、ビジネス書としてベストセラーとなっていることに納得した。最後の思想まとめが秀逸。個人的には以下の思想に共感した。「彼らは太古からいた」「自分にとってツボに入れる大きな岩は何か」「それは修復可能か」「包丁は悪くない」「場所があれば、人は動き始める」2021/10/01
mukimi
117
社畜/ワーカホリックの呼び名をほしいままにし誠意!体力!をモットーに走り続けてきた私も30代に入り、体力の低下、仕事の新鮮さの減弱、頑張りたくない後輩という未知との遭遇を経て、ひろゆき氏の様な「楽して儲ける」「世の中ちょろい」みたいな考えの人の話も聞けるようになってきた(自分の根性論と真逆すぎて笑いそうになったが)。これから先の人生は効率と戦略かな…筆者の目標は食えるかどうかだけど、自分はそこより先の、世の中のために自分に何ができるか、というところを考えて生きたい。そういう自分の理念にも気づかせてくれた。2022/03/13
十川×三(とがわばつぞう)
109
想像よりも薄味だった。▼匿名掲示板内で犯罪があった場合、掲示板を作った人は悪くない。なぜなら、公園内で犯罪があった場合、公園を作った人は悪くないのだから。▼壺の中に入れるのは、砂からでなく、まずは大きな岩から。大きな岩とは、自分にとって大切なこと。砂を先に入れると、岩が入らなくなる。人生は早く短い。優先順位をつける。2021/08/24
ゼロ
107
著者の考え方に至った経緯について知ることができます。テーマとして、「前提条件」、「優先順位」、「ニーズと価値」、「ポジション」、「努力」、「パターン化」「余生」の7つについて語られています。著者の総括という意味合いが強く、良く言えばバランスが良い著書、悪く言えば何処かで聞いたことのあるようなことが羅列してある著書となっています。例えば、「自分にとっての大きな岩は?」、「いつだって発信者は強い」、「逆張りで考えられるか」、「環境についての言及」などです。努力賛美を否定するのも一つのポジショントークなのかな。2020/03/06