出版社内容情報
第1章 阪神タイガースの紹介
お家騒動と低迷期を繰り返す球団史を紹介。
第2章 阪神タイガースのサイクル
1月の自主トレから年末の人事再編まで、球団のシーズンの流れを紹介。
第3章 グラウンドにて:ルーキーからベテランまで
支配下選手制度やドラフト制度について、MLBと比較しながら解説。
第4章 控室にて:監督とコーチ陣
監督解任騒動などはどのように起こっているのか、球団内部まで入り込み取材。
第5章 オフィスにて:フロント業務と親会社
フロントの仕組みと役割を紹介。阪神電鉄の経営についても述べる。
第6章 スタンドにて:ファン、サポーター
私設応援団の歴史を取材。
第7章 記者席にて:スポーツ新聞と主流メディア
スポーツ新聞がどのように取材しているのか、ラジオ、テレビがどのように中継しているのかを取材。
第8章 教育とエンターテイメントとしての野球
「サムライ」の美学について、プロ野球の歴史を遡り解説。
第9章 第2の都市のコンプレックス
日本の高度成長期に起こった東京一局集中と巨人のV9、それを眺める関西人の諦念を描く。
第10章 変化するスポーツワールド
現在の日本におけるプロ野球の変化、MLBやサッカーの影響について述べる
内容説明
なぜ我々は“ダメ虎”でも愛してしまうのか?イェール大学教授が、社会人類学的視点から、阪神タイガースと大阪の特異な“絆”を解読する!ロバート・ホワイティングの名著『菊とバット』以来の、外国人著者による本格的日本プロ野球論!
目次
第1章 阪神タイガースの野球とは
第2章 タイガース野球のリズム―スタジアムとシーズン
第3章 グラウンドの選手たち―ルーキーからベテランまで
第4章 ダグアウトにて―監督とコーチ
第5章 オフィスの内情―フロントと親会社
第6章 スタンドの観客たち―ディープなファンとライトなファン
第7章 プレス席の中―スポーツ日刊紙と主流メディア
第8章 教育としての野球、娯楽としての野球
第9章 職場のメロドラマと二番手のコンプレックス
第10章 変わりゆくスポーツワールド―現在の阪神タイガース
著者等紹介
ケリー,ウィリアム・W.[ケリー,ウィリアムW.] [Kelly,William W.]
1946年生まれ。アメリカ・マサチューセッツ州のアマースト大学卒業後、ニューヨーク州のコーネル大学で医学博士号を取得。1980年にブランダイス大学で社会人類学の博士号を取得し、イェール大学の教授となる。山形県の庄内地方でフィールドワークを重ねた。現代日本社会における農村生活、社会の主流、スポーツの持つ役割など広範な論文を発表している。日米の学術交流促進などにより、2009年に旭日中綬章を受章
高崎拓哉[タカサキタクヤ]
1979年横浜市生まれ。大学院卒業後、おもにスポーツ関連の記事と書籍の翻訳を手掛ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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