米国防総省・人口統計コンサルタントの人類超長期予測―80億人の地球は、人口減少の未来に向かうのか

電子版価格
¥1,782
  • 電書あり
  • ポイントキャンペーン

米国防総省・人口統計コンサルタントの人類超長期予測―80億人の地球は、人口減少の未来に向かうのか

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 46判/ページ数 380p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784478107065
  • NDC分類 334.2
  • Cコード C0034

出版社内容情報

米国防総省は人口データから世界の動きを予測している。あなたも人口学者のような思考力を身につけられる

目次

INTRODUCTION 超長期の世界を見つめる人口統計
1 コイタス、クワイタス、エクソダス―誕生、死、移住が世界を変えていく(誕生の意味―若者たちが生み出す不安定;灰色の夜明け―先進国から始まった人口高齢化はどう展開していくのか;10億とおりの死に方―健康状態、感染症の蔓延、政情不安、内戦;移動する人々―移住者が世界の政治・経済・社会を変えていく)
2 人口動態はいかに世界を形成するか(戦争と子宮戦争―人口で変わる政治、勃発する内戦;マルサス対マルクス―人口構造の変化と人口ボーナス;世界人口の未来―希望ある地球のために、いま、私たちにできること)

著者等紹介

シュバ,ジェニファー・D.[シュバ,ジェニファーD.] [Sciubba,Jennifer D.]
テネシー州メンフィスにあるローズ・カレッジ国際研究学部准教授。人口動態と安全保障に関するエキスパート。米外交問題評議会メンバー。米人口統計局評議委員。2022年度ウッドロー・ウィルソン国際学術センター・フェロー。マックス・プランク人口研究所で研究に従事し、メリーランド大学で政治・行政学の博士号を取得。ファイ・ベータ・カッパ(全米優等学生友愛会)会員。アメリカ国防総省で人口統計コンサルタントとして脚光を浴びる

栗木さつき[クリキサツキ]
翻訳家。慶應義塾大学経済学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ta_chanko

19
人口の推移から見た未来予測。先進国では少子高齢化がすすみ、人口は減少局面に。世界的にも合計特殊出生率は減少していて、年齢の中央値は上昇中。とはいえ、アフリカでは人口はまだまだ増加していて、世界人口もやがて80億人に達する。死亡率と出生率がともに低下すると、生産年齢人口の割合が高まる人口ボーナス期をむかえ、経済は成長する。しかし、最近のアフリカ諸国などの都市化は工業化を伴わないことも多く、増加した都市人口を雇用できるのかは不透明。人口の推移に合せて適切な政策を実施できるか否かが未来の決定要因。2023/03/13

はとむぎ

15
人口や人口構成を基に、各国の経済成長、紛争などについて分析考察している。日本は、高齢になっても働きたい人が多そうだし、資本ストックもある程度あるから、技術の進歩に乗っかって仕事効率化すれば、何となくやってけるような気がした。国の進歩も場所と時代とやり方で、ずいぶん違いがあるもんです。2023/04/10

ちぃ

11
予測とは未来を当てることではなく、現在への投資を促すこと。過去は因果的に変えられるものではない。しかし未来は因果を予測すれば何らかの対策を立てることで未来は途中の過程を含めて変わりうると考えられる。2022/12/08

やましん

9
トップポイントで概略だけ確認。長期予測を謳う割には未来に世界人口がどうなるのかを予測するのではなく、現在の人口構成について一部の国を取り上げて、何故そのような人口構成になったかを説明しているように感じる。世界の人口構成はなるほど確かに各国の人口の総和から求められるのかもしれないが、合成の誤謬を犯してしまわないだろうか。世界の人口構成の予測をそこそこ精度よく出来るかどうかよく分からないが、各国間のパワーバランスなど国際政治学や地政学的な視点が必要な気がした。2023/07/18

異世界西郷さん

9
日本を含め先進国では軒並み人口が減っている一方、発展途上国では人口が急増している。何故、このような状況が発生したのか、そして今後世界はどのようになっていくのかを考察する一冊。SNSで紹介されていて興味が湧いたので読んでみました。日本だと少子高齢化だ、出生率を上げないといけない! と人口を増やすことが善であるかのように叫ばれていますが、発展途上国の現状を見ると、若者が増えすぎて職がなく「機会を奪われた」ことによる不満が政情不安を引き起こすことになる状況があるようで、2023/01/20

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/20346376
  • ご注意事項