出版社内容情報
マスクとティールがたまたま隣人になった瞬間、世界を変える伝説が始まった。ペイパルの壮絶な実話物語。世界的ベストセラー。
内容説明
1999年、若き異端児マスクが始めた会社X.comと、天才ティール&レヴチンが始めたコンフィニティは、数奇にも、シリコンバレーのとあるオフィスで隣り合って入居していた。個性の強い精鋭集団は激しい衝突を繰り返すが、やがてペイパルという一つの会社に融合する。ペイパルは業界の強大な旧勢力や国家の規制と頭脳一つで戦いながら、斬新なイノベーションを次々と繰り出し、綱渡りのジャイアントキリングへと疾走していく。
目次
第1部:大胆不敵(ウクライナの天才―マックス・レヴチン、西に向かう;ビリオネア朝食クラブ―ピーター・ティールという男;「正しい問い」は何か?―イーロン・マスクの模索;ネット上で最もクールなURL―X.com誕生;ビーマーズ―コンフィニティ、活路を見出す;終わりだ―ユニバーシティ・アベニュー394番地にて;鬼気迫るイーロン―空想を現実にする方法)
第2部 孤立無援(「破産まっしぐら」の名案―カネをもらうより配ってしまえ;シリコンバレーの世紀の激戦―X.comとコンフィニティ、ぶつかる;狂気のクラッシュ―捨てるより速くカネが消えていく;ナットハウスのクーデター―新CEOビル・ハリスの苦難;1億ドルの賭け―有料化の危険なミッション;地獄のように働こう―波乱の「ペイパル2・0」プロジェクト;ハネムーンを狙え―イーロン・マスク追放)
第3部 強行突破(不正者イゴール、現る―ペイパルは数人の不正で倒産する;強制アップグレード―猛抗議に耐えきれるか?;ハッカーたちとのおかしな関係―オタクのスパイ大作戦;巨人との死闘―イーベイと果てしなく殴り合う;世界制覇―征服は戦略的に;すべてを吹き飛ばすテロ―逆風の中の「逆張り思考」;5時まで粘れ―IPOか強制終了か?;Tシャツ戦争―「最後の戦い」の勝者は?)
ペイパルディアスポラ―ペイパルとは何だったのか?
ペイパルマフィアの余波
著者等紹介
ソニ,ジミー[ソニ,ジミー] [Soni,Jimmy]
幼いころにインドからアメリカに移住。2014年、作家デビュー。2作目の『クロード・シャノン情報時代を発明した男』(共著、筑摩書房)で、英国数学史学会ノイマン賞、電気電子学会ミドルトン賞を受賞。3作目の本書は全米ベストセラーとなり、ニューヨーク・タイムズ、ウォール・ストリート・ジャーナル、ニューヨーカー、エコノミスト、フィナンシャル・タイムズなどメディアや読書界で絶賛され、大きな話題に。ニューヨークのブルックリンで、娘のヴェニスと暮らしている
櫻井祐子[サクライユウコ]
翻訳家。京都大学経済学部経済学科卒。大手都市銀行在籍中にオックスフォード大学大学院で経営学修士号を取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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