出版社内容情報
北海道拓殖銀行元頭取 破綻20年後の独白
内容説明
1997年、北海道拓殖銀行は経営破綻した。その「最後の頭取」となった著者は、特別背任罪で実刑判決を受け、1年7カ月を刑務所で過ごした。大手銀行の経営トップで収監された例は、他にない。バブル経済の生成と崩壊を実体験した生き証人は、いま84歳。後世に伝えるバブルの教訓をすべて綴る、日本経済史としても価値ある書。
目次
第1章 天国から地獄へ
第2章 刑務所暮らし
第3章 司法と私
第4章 トップとビリ
第5章 バブルの実相
第6章 合併構想
第7章 破綻の真相
第8章 特別背任という罪
第9章 バブルとは何だったのか
第10章 旅の終わりに
著者等紹介
河谷禎昌[カワタニサダマサ]
1935年神戸市生まれ。北海道大学法学部卒業。57年に北海道拓殖銀行入行。祖父と兄は弁護士、父は裁判官の法曹一家。94年6月から97年11月の経営破綻まで頭取を務めた。破綻後、特別背任罪で実刑判決が確定。2009年12月から1年7カ月服役した
日浦統[ヒウラオサム]
朝日新聞オピニオン編集部記者。1970年東京生まれ、北海道育ち。北海道大学法学部卒業。93年に朝日新聞社入社。経済部で日銀、財務省、金融庁、証券会社など金融関連を広く担当したほか、小売・流通、総務省、厚労省なども担当。2017年9月から現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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