出版社内容情報
数学で1億円をどう稼ぐ?16歳でケンブリッジ大学に合格した天才が、人生も財布も豊かにする数学的思考力の鍛え方を伝授する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
R
35
経済に活かされている数学を紹介した、ある種の雑学本でした。ギャンブル、投資、金融などで活躍する数式や、数学的思考のことが紹介されていて、数学入門書というか、初心者向け解説に大変よいといった感じで、興味を持つきっかけになりそうな本だった。ブラックジャックのカードカウンティんぐについてや、株式のPERの役割と計算式など、とても分かりやすく解説されているので、読んだだけで頭がよくなったように錯覚できて素敵。最終的には素数の魔力の解説になってしまうのも数学本らしくてよかった。2021/08/02
hatman
10
ギャンブルに関する教養の本当。投資をギャンブルの一種と捉えているところには共感が持てる。金融工学をはじめとするこの類の数学や知識人が、もっと社会的価値の高い事柄に力を注いで欲しいなぁ。。と心か思う。2021/06/05
Mark X Japan
6
数学が、億万長者へ最も近い学問です。しかし、様々な研究がされていて、その内容が多くの人に伝わっているので、一朝一夕で儲かることは、ほとんどないでしょう。実際は、ギャンブルや利子で騙されない程度にしか役に立たないでしょう。純粋数学ではなく、情報分野で新しい仕組みやアプリ・ソフトの開発が億万長者への近道でしょう。☆:4.02021/07/27
LvzaB
5
ギャンブルや数学、統計が好きな人向けの本。読んでもお金を増やせたりはしないと思う。どちらかといえば、騙されることが減って資産を守れるようになるのではなかろうか。投資のお話があるので、それに期待して読んだけど、その方面では何の意味もなかった。でも、8章の数学の話が好きなので、結果オーライといった感じ。本書で初めて知ったビール予想、シンプルで興味深い問題だった。2021/12/12
gokuri
4
ギャンブル・投資・システム そして数学。 多くの点で、接点があるような気がする。 いずれも、難しいしので、各章に記載された内容のすべてを理解することは、とてもできないが、多くの記載はわかりやすく、これまで、各種の経済本などで見聞きした事実をなぞっていく。 後段の数学に関する記述を読むと、改めて素数の不思議、複雑さ、美しさに感動する。 経済、投資の現実から逃避して楽しめた。2021/08/11