内容説明
すべての新米ママパパへ。最新科学で証明された「子どもの脳にいいこと悪いこと」をお伝えします。
目次
1 赤ちゃんを迎える前に知っておきたいこと(妊娠期に親が最初にできること;最高の環境は夫婦の共感から生まれる)
2 絶対に賢く幸せな子になる子育て(生まれつき賢い子の資質とはなにか;賢く育てる環境のつくり方;幸せな子がもつ才能;幸せに育てる親の接し方)
3 道徳心のある子を育てる(脳科学的に正しい「ルールとしつけ」)
著者等紹介
メディナ,ジョン[メディナ,ジョン] [Medina,John]
分子発生生物学者として、人間の脳の発達や精神障害の遺伝学的研究を専門とし、研究コンサルタントとしてバイオテクノロジー産業や製薬産業でメンタルヘルスの研究に長年従事する。シアトルパシフィック大学脳応用問題研究所所長、また同大学の共同客員教授を務めるかたわら、ワシントン大学医学部生体工学科でも教鞭をとる。2004年には権威ある米国工学アカデミーの客員研究者に任命される。これまでにワシントン大学工学部の年間最優秀教授に一度、メリル・ダウ製薬会社から医師への生涯教育における年間最優秀教員に一度、生体工学科学生会から年間最優秀教授に二度選ばれている。また全米教育協議会のコンサルタントを務め、神経学と教育の関係について定期的に講演をしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
haruaki
11
CD、DVDの言語教育の意味のなさ。赤ちゃんは生命維持のために安全を1番求めている。夫婦関係と子どもへの共感の重要性。 感情のラベリング。親も自分の感情や行いについて常に省みることがとても大切。予想外の事ばかり起こる育児の中で忘れてしまいがちになるから自分の胸に釘を刺して置かなければ。子どもと向き合う日々は自分の忍耐力の無さを目の当たりにさせられて嫌になるが、人の心の発達を目撃できる特権を与えてくれた子どもに改めて大きな感謝と感動を抱くようになった。大変ためになった本だがこの本の邦題は好きではない。2021/06/16
ひめぴょん
8
科学的根拠(エビデンス)に基づいた正しい情報をベースに例証もあり、分かりやすく書かれています。ただ、分量が非常に多い。こういう家籠り生活には適している気がしますが。子どもがいる人いない人、子どもにもお勧め。モーツアルトの音楽を聞かせるより、「衝動をコントロールする」ことが大切。言語教育DVDより生身の人間の口から発せられる言葉が大切。たくさん話しかけよう!多くの知育玩具より、無地の段ボールとクレヨン。お金をかけずとも、創造性を発揮できるものが有用。最悪なのは、TV。赤ちゃんの脳の発達に効果がある知育商品は2020/04/19
まりこ
7
原題は“Brain Rules for Baby”。赤ちゃんの脳の発達についての説明とその手法に関する内容。賢く幸せな子を育てるには、土壌(環境)と種子(遺伝)の両方が大切としている。良好な夫婦関係の構築、赤ちゃんの安全の確立、共感反射、感情のタグ付け、努力を褒める、2歳までテレビは見せない、子どもに話しかける、子どもの話をよく聞く、ルールを守ったら褒める、悪いことをしなかった場合も褒めるなど、よくよく言われているものも含め、子どもを育てる環境として良いとされるものが解説されている。流し読み。2022/03/15
あべし
7
子どもの思いに共感することの大切さを学んだ一冊。子育てに特化しているが、教師としての心構えでもあるように思う。子どもは認めてくれる大人がいるから、がんばろうと思えるし、チャレンジしようと思う。 共感の重要性。 共感の仕方。 共感をしたことによる子どもの成長。 子どもだって経験不足なりに一生懸命考えて、よりベターな行動ができるよう日々を送っている。そのことに私たち大人は気づいてあげなくてはならない。 一方で、共感することも大事だが、時々見せる大人の権力も子どもにはいいようだ。端的に、その場で。2020/04/29
ちえ
5
いろいろな情報が飛び交う中、子どもにとっていいことや、意味のないこと、悪影響になることなどがわかってよかった。2020/08/25