小さくても勝てます

さかはら あつし【著】

ダイヤモンド社（2017/12発売）

• サイズ B6判／ページ数 319p／高さ 19cm
• 商品コード 9784478103869
• NDC分類 335
• Cコード C0030

出版社内容情報

西新宿に実在する小さな理容室が行列店に変わった実話に基づくストーリー。著者が米国でMBAを取得する過程で学んだ経営・経済理論や、経営コンサルタントとして実績をあげた企業戦略を、スモールビジネスや一般ビジネスパーソンが一発逆転するために使える「10の理論戦略」「15のサービス戦略」として紹介。

内容説明

西新宿の小さな理容室「ザンギリ」が行列店に変わった実話に基づくストーリー。小さな組織に必要なのは、お金やなくて考え方なんや！経営コンサルタントが教える逆転するための２５の戦略。

目次

第１章　戦略的発想で志を追いかける
第２章　ビジネスを理解すればチャンスが見える
第３章　手順を考え、数字で表現する
第４章　自分らしさを発揮できる局面で戦う
第５章　情報の発信で追い風をつくる
第６章　ビジョンを共有し、ブランドで約束する
第７章　新しさを取り入れながら、変わり続ける

著者等紹介

さかはらあつし［サカハラアツシ］
作家、映画監督、経営コンサルタント。１９６６年、京都生まれ。京都大学経済学部卒業。（株）電通を経て渡米し、カリフォルニア大学バークレー校の経営大学院にて修士号（ＭＢＡ）取得。シリコンバレーで音声認識技術を用いた言語能力試験などを行うベンチャー企業に参加。大学院在学中にアソシエートプロデューサーとして参加した短編映画『おはぎ』が、２００１年カンヌ国際映画祭短編部門でパルムドール（最高賞）受賞。帰国後、経営コンサルティング会社を経て、（株）Ｇｏｏｄ　Ｐｅｏｐｌｅを設立（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[パフちゃん＠かのん変更]

家族経営の小さな理容室が、立三さんのアドバイスと店長の実践によって、月間売り上げ200万円から9年目で月間売り上げ630万円の人気店になる。私は理容店には全く関係がないが、大阪弁で語られる立三氏のノウハウはとても分かりやすく面白い。理容業以外にも生かせる技術がたくさんあり、読み物としても十分面白い。立三さんはフィクションだが、「ザンギリ」は実在の理容室。

2019/01/26

[wiki]

冗長に感じる小ネタは少なく、章ごとにキーワードは纏めて簡易辞書的にし、気になる点は更に自分で深掘りしていけるような作りになっている。会社に入って暫くはこうした本を読んでいたが、今暫くたって読み返すとやっぱり大事なことだなと思う。結局我が腕や手のひらの如くこうしたマーケティングの考えをふるえていないのだから、練習不足だ。

2019/04/09

[koji]

本書は、小さな理髪店が、著者の分身のコンサルタントの指導を受けて、１０年に渡る苦闘の末に成功する物語です。著者のご推薦で読みましたが、日々中小企業経営者と対話する私には胸に突き刺さる数々の言葉・考え方を貰った素敵な贈り物でした。著者に感謝します。私のエピソードを一つ。移動動物園という風変わりな事業を始めた若い経営者がいます。この人は、動物の生態や魅力の発信を目的に教育特化型動物園を作りたいという一心で起業しました。そこから著者も言うビジョンの共有を何より優先する事業にしていきました。私が深く感銘した話です

2018/12/10

[まゆまゆ]

1000円カットや美容院に押され気味な理容店を舞台にした経営コンサルタントに関する物語風の内容。ただ髪を切るだけでなくそれ以上の価値を提供しようと試行錯誤しながら成長していく様子はなかなか興味深い。経営に関する初歩も自然と理解できる。学び続けることの大切さをひしひしと感じるなぁ。

2018/12/18

[GASHOW]

企業の成長のプロセスを人間味のあふれるコーチと起業家の会話でわからせてくれる。小さい企業は、経営にコンサルティングを依頼することも難しいので、なかなか価値があると思う。コーチが関西の方の感じがまた良い。もしドラのようなコンセプトなので巣が、タイトルからは、イメージできなかったので、読者の取り逃がしがあるかもしれない。お金の師匠って、欲しい。とか、思ったが、そういえば、師匠は居ましたがなかなか大変だったことも思い出した。

2019/02/21