出版社内容情報
久賀谷 亮[クガヤ アキラ]
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
のっち♬
116
脳科学の先端から切り込む成長し続ける脳をつくるためのメンテナンス法。運動、食事、睡眠、ストレスといった多角的なアプローチが効果的で、中でもマインドフルネスを用いて心理的要因を取り除くメソッドが本書の焦点。過去や未来の圧迫を現在への意識に置換して雑念を鎮める1日10分の瞑想が、脳に柔軟さをもたらし活動の『戻り』をよくするとのこと。いつでもどこでも誰でも出来る意味で試しやすい。老化への順応法も読みどころで、『心の現象』としてポジティブに見直す必要性を示唆している。ストーリー仕立てが話を迂遠にしているのが残念。2021/10/08
おおたん
27
勉強になりました。また、老いることへの不安が少し和らぎました。この手の本は、専門的な話が多く、素人が分かりづらく、読み進めるためには苦労することが多いですが、この本は、エビデンスの説明を省くことなく、かつ、前半にアニメで視覚的に話の最初の部分を説明してくれ、ワンポイントアドバイスが記載されており、読み進めるための全体像を知ることができるため、その後のストーリーにも入り込みやすかったです。老いについて、物語で説明してくれます。老化や脳について、また豊かな人生に興味のある方向けの本だと思います。2021/04/29
aloha0307
26
冒頭 ジェロントフォビア:老いへの不安感 はすでに老いてる人たちへの嫌悪・敵意 を生み出す...に心底ゾーっとしてしまう。昭和はそうでなかった(己のノスタルジーか?)Default Mode Network(DMN)の章では いかに己が過去と未来に囚われ、雁字搦めなのかよくわかったよ(;_:) これじゃ、テロメア:長寿遺伝子 がかなり短くなっているなあ...「いまここ」に集中しなくちゃ...2019/03/10
くろうさぎ
24
マインドフルネスの利点を再認識する内容でした。そうは言ってもなかなか「今ここ」に意識を向け続けるのは難しい。それでも何度でもやって習慣にしていきたいと思います。本自体は読みやすかったけど自分の中に完全に落とし込めるまで気になるポイントを再確認し、脳を休ませるためにマインドフルネスをやる機会を増やしていかなくては…。2019/10/15
みさどん
21
斜め読み。本題で手に取ったけれど、特には学べなかった。本題に踊らされるのはよくないね。毎日を楽しく前向きに生活することがストレスから遠く、アンチエイジングになるって当たり前だと思う。瞑想が勧めてあったけれど、本のようにおこなっていくのはかえってストレスになりそう。体がきかず頭はしっかりしているというのも辛いもの。体も頭も健康でありたいけれど、自然に抗う必要はないかな。不死の小説を読むと、一人長生きすることの寂しさの方を感じてしまう。2020/11/17