日本人のための平和論

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日本人のための平和論

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  • サイズ B6判/ページ数 280p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784478100813
  • NDC分類 319.8
  • Cコード C0031

出版社内容情報

安保法案が施行され、憲法改正議論が進む今、「平和学の父」ヨハン・ガルトゥング博士が「これから日本がどこへ向かうことが日本や世界の平和につながるのか?」について語る。「積極的平和」の提唱者で平和学の第一人者である著者が 「日本が真の独立国となるために何が必要か」「強硬姿勢が続く北朝鮮にどう対応すべきか」「尖閣諸島などの領有権問題の解決方法」などについて提言。

内容説明

著書は本書で平和を実現するための代替案を提示する。日本が米国に対して取るべき立場について、そして東北アジア諸国―2つのチャイナ(中国と台湾)、2つのコリア(北朝鮮と韓国)、そしてロシア(極東ロシア)―との関係改善のために取り得る政策について、代替案を提示する。これは日本人のための平和論である。

目次

第1部 日本の安全保障(集団的自衛権―あと戻りできる選択か?;沖縄問題―いまだ占領下にある日本;専守防衛―丸腰では国を守れない)
第2部 中国・韓国・北朝鮮(領土問題―解決のための発想転換;中国―拡張主義の背景にあるもの;北朝鮮―理解不可能な国なのか?;歴史認識と和解―慰安婦・南京事件・真珠湾;日本の外交と防衛―4つの基本政策)
第3部 構造的暴力と戦争(構造的暴力―戦争がなければ平和なのか?;米国の深層文化―なぜ戦争をするのか?;テロリズム―つくられた新たな敵)
第4部 平和の文化をつくる(移民・難民と日本―新しい共同体をめざして;平和運動への提言―議論と勇気と創造力を;紛争解決のための教育―サボナ・メソッド)

著者等紹介

ガルトゥング,ヨハン[ガルトゥング,ヨハン] [Galtung,Johan]
1930年、オスロ生まれ。社会学者。紛争調停人。1959年に国際的平和研究機関の先駆けとなったオスロ平和研究所(PRIO)を創設し、64年に「平和研究ジャーナル」(Journal of Peace Research)を創刊した。93年にトランセンド、2004年にトランセンド平和大学(TPU)を創設。国連開発計画(UNDP)、国連環境計画(UNEP)、国連児童基金(ユニセフ)、国連教育科学文化機関(ユネスコ)、欧州連合(EU)、経済協力開発機構(OECD)など多数の機関で委員やアドバイザーとして重要な役割を果たした

御立英史[ミタチエイジ]
1980年、神戸大学経済学部卒業。出版社で書籍編集に携わった後、あおぞら書房代表。フリーの翻訳者、編集者、ライターとしても活動している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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壱萬弐仟縁

40
集団的自衛権は日本を守るどころか、日本の安全を脅かす。殺された側の怒りや悲しみは、必ず反撃や復讐の暴力となって米国と同盟国に襲いかかる。テロの本質:無視、回避できないものが欧米を襲う(17頁)。1958年からガルトゥングが積極的平和を使い始めた。積極的平和=信頼と協調の関係がある状態。アベが対米追従の姿勢を積極的平和というのは悪意ある言い換え、印象操作と憤る(19頁)。 分裂国家、共同体、連邦、統一国家の4段階が存在する(60頁)。 2017/09/18

カザリ

25
ヨハン氏が提唱している日本と中国、南北韓国とフレンズになる北東アジア共同体North East Asian Community 口にするだけで抹殺されそうだけど、個人的に略称がNEAC ネアックじゃなくてNEACO その名もニャーコがいいにゃあwぶっ殺される笑2019/04/14

冬佳彰

21
俺は「ノルウェーといえば創造的な調停外交で知られるが」ってこと自体、知らなかった。国際的な紛争調停人である、ガルトゥングによる、日本人のための平和論。真に知的でありフェアであろうとするとは、どういうことなのかを感じさせる本だった。こういう人物から日本向けのメッセージをもらえるだけでも稀有なことだと思う。手放しの平和主義ではなく(本当はそうありたいが)、それに向けて少しでも進んでいくために、我々がどのように意識をもち、行動し、できるかぎり暴力を回避するかのアイデアが示されている。できることから始めよう。2021/02/12

樋口佳之

17
ガルトゥングの現状分析と解決策については賛否が分かれるでしょうが、明快でわかりやすいことは確かで、長年の紛争調停の経験で得た確信が感じられます。右派・左派、保守・リベラルというステレオタイプな枠組みには収まらない発想(訳者あとがき)/軍事力や軍事同盟への考察やアプローチの主張なんかも読む前の想像とはずいぶん違っていたです。2017/08/15

なかちゅう

13
すみません、まだ全部読み終わってないけど。こんな本あるよ~という事で、ぜひ選挙前に一読をお勧めしたい。「「集団的自衛権」や「憲法9条改正」の前に、それ以外の「代替案」があることを日本人は知らない」。半分ほど読んだだけですが、かなり目からウロコでした。もちろん、鵜呑みにするわけにはいかないとは思いますが、現状のままでは無知による行き過ぎた恐怖により過剰防衛に走る、もしくは誘導される可能性があるのではと思いましたし、武力行使によらず、本来の「積極的平和」を構築できるのではないかという希望を与えてくれる本です。2017/09/28

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