出版社内容情報
東三河~浜松で展開する人気ローカルスーパー「クックマート」。業界の常識を覆す独自の競争戦略と今後の成長の道筋
内容説明
「ないない尽くし」の戦略で異彩を放つ、愛知県東三河~静岡県浜松のローカルスーパー「クックマート」。競争嫌いの社長が向き合い続けた「どうしようもなくクックマート」な競争戦略(ストーリー)を紐解く!
目次
1 業界の常識への違和感
2 「どうしようもなくそう」なんだ
3 ユニークさの根源は個人史にあり
4 素手でつかみかかるような経営
5 組織戦略至上主義
6 越境/クロスボーダー
著者等紹介
白井健太郎[シライケンタロウ]
デライトホールディングス株式会社、クックマート株式会社代表取締役社長。1980年愛知県豊橋市生まれ。明治大学商学部卒業後、インターネット広告、キャラクタービジネス、映像制作、観光プロモーション、クリエイターのエージェントなどを経験。2010年デライト関連会社である食品卸問屋に入社。2012年デライト入社。2017年より代表取締役社長。今までのスーパーマーケット業界の常識にとらわれず、「楽しさ」「内発的動機」を中心とした「人を幸せにする新しいチェーンストアの創造」を目指している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ユー
7
効率化とは異なる仕組。「手を掛ける」所は必ず掛けて、物事の本質に決して抗わない。遠回りしている部分が多いけど、考え方がとても単純で万人に確実に「伝わる」。2023/09/30
しまちゃん
2
「ないない尽くし」の戦略で異彩を放つ、愛知県東三河~静岡県浜松のローカルスーパー「クックマート」。競争嫌いの社長が向き合い続けた「どうしようもなくクックマート」な競争戦略(ストーリー)を紐解く一冊です。「業界の常識」に多くの違和感を持ち、同業はなんだかみんな「すごく似ている」ように感じたのです。おでんの具は東三河がヤマサのちくわなら、浜松は黒はんぺん。生鮮、ローカルといった「魔境」の持つ複雑性を、複雑なまま扱うには、チェーンストアーの常識である、中央集権の組織形態、硬直化した指示命令系統では無理がある。2024/11/06
いわて
1
ローカルの活気を活かした店舗づくりをしているクックマート。なぜ持続的に競争優位を保てるかの秘訣を紐解いた一冊。生鮮・ローカル・人間の3つのナマモノを扱うローカルスーパーは安易に合理化を進めると、スーパーならではの「活気」が失われてしまう。ローカルの「魔境」がもつ複雑性をそのまま扱うには、合理性を追求するチェーンストアの常識ではなくその裏をかくのがクックマートの戦略。2025/01/31
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