与信管理奮闘日記―「会社の嘘」を見破る凄ワザ女子登場！

藤本 太一/川本 聖人【著】/リスクモンスター【監修】

ダイヤモンド・ビジネス企画（2013/08発売）

• サイズ B6判／ページ数 260p／高さ 19cm
• 商品コード 9784478083369
• NDC分類 336.83
• Cコード C0034

内容説明

ビジネスにハダカ（無担保）厳禁。この商売、男も女も信じちゃいけない。

目次

第１章　人柄だけじゃ信用はあげられません―人は何を信用するのか（いざこざ、のち、嵐の予兆；トラブルの種　ほか）
第２章　審査マンの鼻はけっこう利きます―仕入先なのに、信用確認？（ぐるぐるまわってどっかーん；疑惑をかぎわける審査マンの鼻　ほか）
第３章　ヤバイ取引からは即刻撤退！―熱心な営業マンだからこそ陥る罠（真実の在り処はどこだ；得意先との攻防戦　ほか）
第４章　時にはリスクも取るのです―得意先の倒産危機（再会の与信管理ゼミナール；二つの葛藤　ほか）
第５章　それは与信管理で解決しましょう―Ｗｉｎ‐Ｗｉｎの解決策もある（引き返せない道；ハイパーエネルギー注入　ほか）

著者等紹介

藤本太一［フジモトタイチ］
大阪大学工学部卒業。１９９５年４月日商岩井株式会社（現　双日株式会社）入社。２０００年９月リスクモンスター株式会社を設立し、取締役に就任。２０１１年４月同社代表取締役。グループ５社の代表取締役として、グループを統括。商社時代は、与信管理、債権回収、取り分け、会社更生法など事業再生に従事。リスクモンスターのビジネスモデルや格付ロジック、与信限度額ロジックの考案者。与信管理士

川本聖人［カワモトマサト］
中央大学商学部卒業。１９９９年４月中小企業金融公庫（現日本政策金融公庫）入庫。融資審査及び債権管理業務に従事。２００７年独立系サービサー入社。債権回収業務の傍ら旅館業や物販業を中心とした事業再生業務に従事。２００９年認定事業再生士を取得。２０１０年４月にリスクモンスター株式会社入社。現在、データ工場の責任者として格付データの分析・更新を中心に、サービス開発企画、与信管理コンサルティング等を行なう。与信管理士（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[kiki]

信用リスクに関する入門書。審査部の与信管理とは何かを法人の審査を担当する男女2人が主人公として話が進められる。男女の一線を超える色恋のリスクと並行してストーリー展開される。与信管理は、企業の財務、経営状態を調べ、金や物のやりとりが確実に取引できるのかを継続して管理するもの。与信限度枠という取引上限を決めて企業との付き合い方を決める。リスクテイクの方針は企業によって違いがある。リスクを一定に取る場合は、売掛債権、不動産等の担保を取る方法、金融の場合は金利にリスクプレミアム（上乗せ金利）を乗せる方法がある。

2014/08/10

[暗頭明]

本書を手に取るのは、小説を楽しむためではなく、与信管理について（おそらく仕事上）知りたいからだと思う。この点からいうと、頻出するト書きのような心理描写が煩わしく、ほか、主人公の二人が不倫の関係に陥ったりする展開にページを割くのは噴飯ものと言わざるを得ない。そんな紙片の余裕があるなら、たとえば、循環取引の告発ため相手企業に乗り込む前に「何度もした予行演習」（p.124）の内容を記述し、そうした「修羅場」ではどんな反問と反論が想定されうるのかを具体的に読者に示すべきだろう。それの方がよほど参考になる。

2016/05/28

[T. N]

与信管理について、サクッと読めるようになっている。売掛と、与信限度だけが与信管理じゃないってこと。仕事を通じて再開した二人の恋の行方も気になるし、上手く読ませる作り。入門書、と言うか、導入書？なんだろうけど結構面白く読めました。

2014/06/15

[HA]

読みやすい。面白かった、確かにもう少しビジネスの描写を増やしても良かったかが、最後の付録にはあったので良い。 諦めない事はまあ大切。

2020/05/13

[kazuuuu]

与信管理そのものを知らなかったけど、ストーリーで読みやすく理解しやすかった。

2018/03/31