出版社内容情報
余計な調味料は必要なし。蒸らし炒めの技術で、野菜の味はここまで引き出せる。基本のポトフから始まる、洋風スープを極める奥義。
内容説明
熱に弱い旨味成分を、完璧に残せるのが辰巳式。本ものの仕事は、本ものの人生を創る。「蒸らし炒め」の技術を徹底解説。献立つき。
目次
第1章 まずつくるべき汁もの
第2章 洋の基本蒸らし炒め
第3章 春のポタージュ・リエ
第4章 酷暑に備える汁もの
第5章 風土の豆 日本の海
第6章 色も味わうポタージュ・リエ
第7章 珠玉のポタージュ・クレール
著者等紹介
辰巳芳子[タツミヨシコ]
1924年、東京都生まれ。料理研究家・随筆家。聖心女子学院卒業後、料理研究家の草分けであった母・浜子のもとで、家庭料理を身につける。宮内庁大膳寮で修業を積んだ加藤正之氏にフランス料理を学び、イタリア、スペインなどで西洋料理の研鑽を積む。父の介護経験からスープに着目し、鎌倉市の自宅などで「スープの会」を主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ケロコ
25
【図書館】基本に立ち戻る。辰巳さんのレシピ本を繰り返して丁寧にお料理を作ろうと思っております。繰り返し、繰り返し、繰り返し。2017/05/04
そり
16
いただいた野菜だしの素を使って、ミネストローネを作ろうと思った。案外作ったことがないもので、この本を参考にした。なんといっても愛用する無水鍋の真価が発揮できる、蒸らし炒めという工程があるところが気に入った。肉は食べないので、アサリ缶で代用した。他にはカボチャのポタージュを。トマトを入れるところが物珍しかった。高くはないにしろ良い素材を使ったとはいえ、どちらも底のほうに素材の力強さを味わえる、満足の出来になった。くどくないのがまた良かった。濾す工程は省略した。2018/06/25
むつこ
14
2011年に出版されたわりに古臭い雰囲気の本。1つの工程、一品の真剣勝負が感じられた「洋」のレシピ本。ポトフと呼ばれる西洋のごっちゃ煮に2日かかりになってもそれは理にかなっていると説明。たしかに丁寧に作った方がおいしいものね。2016/06/03
fonfon
12
「つくった人の命はつくった汁物のお供して静まり逝く人の細胞の隅々までともに運ばれる」という言葉にひかれて購入。介護食、というより、逝く前の最後のひと匙、のために。クレソンを葉と茎に分けてつくるポタージュ、いつかトライしたい。2012/07/20
亮さん
6
スープの手ほどき。出汁の取り方から。展開料理様々。出汁をとる姿やはり子供たちに見せなければならない。2016/09/04