内容説明
大阪万博が成功裏に幕を閉じた昭和45年、国鉄は「ディスカバージャパン」キャンペーンをスタートさせ、一大旅行ブームを引き起こす。夢ふくらませ、心おどらせる旅行客に用意されたのは、全国津々浦々へ快適な旅を約束する優等列車であった。高度成長期を駆け抜けた日本人にとって、寝台車を利用した長距離の移動や特急への乗車は、明るい未来そのものだった。懐かしい昭和時代に書かれた、名作ルポルタージュに乗って出発進行。
目次
序章 今日は今日の汽車旅がある
新・特急“さくら”西へ(昭和47(1972)年4月取材)
DC特急“つばさ”惜別の旅路(昭和50年(1975)年9月取材)
“銀河”にかける夢(昭和54(1979)年5月取材)
東北を駆ける新しい風(昭和50(1975)年4月取材)
特急にっぽん大縦断 西日本コース(昭和50(1975)年10月取材)
資料編
国鉄の優等列車・栄光の歴史
著者等紹介
種村直樹[タネムラナオキ]
昭和11(1936)年、滋賀県大津市生まれ。京都大学法学部卒。毎日新聞記者を経て、昭和48(1973)年からフリー。レイルウェイ・ライターとして鉄道と汽車旅をテーマに著作を続ける。(財)日本文藝家協会会員。(財)日本推理作家協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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