経済は地理から学べ!

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  • サイズ B6判/ページ数 272p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784478068687
  • NDC分類 332.9
  • Cコード C2034

出版社内容情報

地理から学ぶ、経済のしくみ。経済とは、土地と資源の奪い合いである。地理を学ぶとは、地形や気候といった自然環境を学ぶだけではありません。農業や工業、交通・通信、人種・民族、宗教、言語、村落・都市、貿易にいたるまで、現代世界で目にするありとあらゆる分野を学びます。世界の本質を「地理」から学ぶ!

宮路 秀作[ミヤジ シュウサク]

内容説明

「土地」と「資源」の奪い合いから経済が見える!農業、工業、貿易、人口が一目でわかる。地図で読み解く44の視点。経済ニュースの「なぜ?」「どうして?」は、地理がわかればもっとわかる!

目次

はじめに 地理がわかれば、経済ニュースがもっとわかる!
序章 経済をつかむ「地理の視点」
第1章 立地―地の利で読み解く経済戦略
第2章 資源―資源大国は声が大きい
第3章 貿易―世界中で行われている「駆け引き」とは?
第4章 人口―未来予測の最強ファクター
第5章 文化―衣食住の地域性はなぜ成り立つのか?
おわりに 地理とは、いったい何を学ぶ科目なのか?
特別付録 「背景がわかれば、統計は面白い」

著者等紹介

宮路秀作[ミヤジシュウサク]
代々木ゼミナール・Y‐SAPIX東大館地理講師。鹿児島県出身(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

なかしー

96
有名予備校の地理講師が教える「経済と地理」 これを読めば、経済とは「土地と資源の奪い合い」であり、地理を学ぶ事でそれに基づく人間の行動に理解が深まり、今や未来を先取りする事出来るのが本書だ。 テーマは5つ→立地、資源、貿易、人口、文化 今回は日本でピックアップ 立地:東南アジアとオーストラリア→資源運搬に船舶の為、シーレーン(海上交通路)が超重要。 資源:水道水が安全に飲める国は15カ国のみ、雨量が多い&島国な日本は水資源大国。2020/05/04

えちぜんや よーた

87
できるだけ世界の各地域を同じ分量で扱おうとしているが、どうしても中国とその周辺地域に目が行ってしまう。米中貿易戦争、中国の対アフリカ政策、豪中関係とか。特に東南アジアのシーレーンは日本にとって生命線。ペルシア湾で積んだ石油を運ぶときに海上交通路が安全でないと日本人の生活は詰んでしまう。なので尖閣諸島の領有権問題は単に岩礁を日本の領土にしておくかどうかだけの単純なことではない。2020/06/20

kana

61
並々ならぬ地理学への愛を感じるから各トピックがさらりと軽いようで深く、考えさせられることしばしば。中国がブラジル、タンザニアと関係を深める思惑やロシアの最大輸出相手国がなぜオランダなのか、パイプラインの敷設に重要な役割を果たすジョージアの立ち位置、オーストラリアが豊富な資源を自国で利用しない事情など。当該国間の物理的な距離、気候、資源、人口など、地理的なファクターを踏まえて読み解いていくのは、壮大な物語の一端を垣間見るようで。昔から地名を覚えるのは苦手ながら系統地理は割と好きでしたが、改めてとても面白い。2019/02/05

よしたけ

48
経済的な観点を中心に各国地理を分析。例えば米国は有数の木材輸入国かつ輸出国で感覚的に矛盾しているようだが、木材が不足がちな東部では河川で繋がるカナダから輸入する一方、木材豊富な西部は東部への陸路輸送でなく太平洋を通じた海外輸出を選んでいる。日本は資源小国なのに人口多い内需主導型経済のため機械産業やサービス業が発達した一方、アフリカの小国ボツアナはダイアモンドに依存する経済で内需も弱いから一向に経済の多角化が進まないというジレンマがある。個人的に感じた地理と経済を読みキーワードは、河川、資源(水含む)、人口2021/10/15

ちゅんさん

46
とても読みやすく面白かった。だんだん知識が繋がって視界が広がってきた感じがする。地理って面白い2022/02/02

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