出版社内容情報
「稲盛和夫経営講演選集」シリーズ第3巻のテーマは「成長と発展」。京セラが一兆円企業へと成長発展を遂げる過程での、多角化やグローバル化についての出来事や、中小企業が成長発展していくうえで重要な考え方などをまとめた1990年代珠玉の講演選集
目次
京セラの発展と経営スローガン
戦略のベースとなる経営者の考え方
京セラの国際M&A戦略
中小零細企業が大企業へ発展するためには
起業の才覚
なぜ高収益でなければならないのか
グローバル時代の経営とコーポレートガバナンス
著者等紹介
稲盛和夫[イナモリカズオ]
1932年、鹿児島県生まれ。鹿児島大学工学部卒業。59年、京都セラミック株式会社(現京セラ)を設立。社長、会長を経て、97年より名誉会長。84年に第二電電(現KDDI)を設立、会長に就任。2001年より最高顧問。10年に日本航空会長に就任し、代表取締役会長、名誉会長を経て、15年より名誉顧問。1984年に稲盛財団を設立し、「京都賞」を創設。毎年、人類社会の進歩発展に功績のあった人々を顕彰している。また、若手経営者が集まる経営塾「盛和塾」の塾長として、後進の育成に心血を注ぐ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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まろん
3
★★★☆☆ 稲盛和夫氏の講演集第3巻。1990年代は京セラが海外展開により1兆円企業に成長していく時期。企業が成長発展するための思想を説く。京セラの発展はスローガンを紐解けばわかる。「謙虚にして驕らずさらに努力を」「潜在意識にまで透徹するほどの強い持続した願望、熱意によって自分の立てた目標を達成しよう」。企業合併は目的ではなく手段。合併した後に共同作業で素晴らしい成績をあげることが目的。危機感と飢餓感が豊かな創造性を育み、創意工夫を生み、研究開発を成功へと導く。事業経営の場合には最低10%の利益率が必要。2021/07/18
KTakahashi
1
高収益の話がおもしろかった。銀行の金利と比較しているあたりがなるほど。ものづくりのプライドを感じました。2017/05/27
BMI-22
0
●日が昇る前から日がどっぷり暮れ畑が見えなくなるまで働き続けたから、二宮尊徳は鍬と鋤一本でたちまちに荒廃した村を素晴らしい豊かな村に変えていった。●己の才能を私物化してはならない。●多角化が成功し売上規模が大きくなると、慢心が始まり天狗になる。●原点は「人間として何が正しいのか」。正義、公平、公正、勇気、努力、博愛、謙虚、誠実2016/09/04