出版社内容情報
歴史認識、安全保障、集団的自衛権、領土問題、憲法改正…。戦後70年にわたる日本の問題の根源を、歴史のストーリーから一気に学ぶ!代ゼミの「現代社会」№1講師が教える、マンガのようにすらすら読める、ドラマとしての戦後史入門。
内容説明
ストーリーを読むだけで今の日本の成り立ちが一気にわかる!敗戦から現在までの複雑怪奇な70年の謎を政治・経済・軍事から解き明かす!
目次
第1章 今の日本をつくった米軍占領下のシナリオ―占領下 1945~1952
第2章 協調か独立か?日本の行く末をめぐる攻防戦―50年代 1953~1960
第3章 高度経済成長と荒れ狂う学生運動―60年代 1961~1972
第4章 経済大国を裏で操るカネと権力の政争ドラマ―70年代 1973~1979
第5章 カネで世界を買い占める昭和バブル狂騒―80年代 1980~1989
第6章 崩れ落ちるバブル経済と新時代への政界大再編―90年代 1990~2000
第7章 塗り変わる世界勢力図と揺れ動く日本―2000年代 2001~現在
著者等紹介
蔭山克秀[カゲヤマカツヒデ]
代々木ゼミナールで圧倒的な人気を誇る公民科No.1講師。政経だけでなく倫理、現代社会もこなす。早稲田大学政治経済学部経済学科卒。愛媛県新居浜市出身(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まさにい
13
何となく買ってしまい、何となく読んでしまった。佐藤栄作より前の話は知らないことが多かった。相変わらず、無知を自覚する羽目に。はぁ・・・・・・。2016/08/23
はな
11
日本は敗戦後、米国の間接支配を受けていたと、今更知った。民主化とは「全人民を主人公にする」ことだから、独裁者の出現を許さず、国民すべての声に耳を傾ける政治になる。理想的だ。でもそれはリーダーシップの不在につながり、軍事的には弱体化になる。 一億人全員に言うことを「聞かせる」国と、全員の言うことを「聞いてやる」国、どっちが怖いだろう? 明らかに前者だ。しかも民主化は「絶対正義」だから、誰からも反対されず、むしろ世界から称賛される。当の日本にまで感謝されるだろう。やっていることは「軍事的な去勢」なのに。2019/07/14
Machida Hiroshi
9
本書は、代ゼミ人気No.1講師である著者が、僕のように戦後の日本史を知らずに大人になった人向けに分かりやすくストーリー仕立にした、とても読みやすい戦後史の本です。さすが人気塾講師だけあって、面白い講義を聴いているかのようにスラスラと読めました。戦後日本の政治・経済で起こったことや人物など、事実を並べているのに、ちゃんとストーリーという血が通っていて単なる知識の羅列ではないため、頭に入りやすいです。こうしてコンパクトにまとめられた本書を読んでみると、言葉だけで中身を知らなかったことが多くて、反省しきりです。2017/03/06
らい
7
GHQの精神的に骨抜きにする感じはやっぱりえげつないっていうか現在にまでもしっかり尾を引いてるのを感じる。内容も検閲されて、政治家も教師も忠誠誓わされて、そりゃ自虐史観なんてのも出来るわと思う。反省は大事だけど、やっぱり日本人の負ってる反動は尋常じゃないもん。憲法は、ほんまに……お隣さんたちがあまりに耳障りでうるさいから、やっと話が進もうとしてるんじゃないの。いざという時に、動きたいけど憲法が……なんてどう考えても滑稽すぎるよ。2021/10/19
kiki
4
代ゼミの講師が執筆した本。戦後の歴史をわかりやすく学べます。政治、経済及び軍事について、各内閣の政策と対比しながら説明されており、とてもわかりやすい構成となっています。さすが予備校の講師ですね。2016/01/11