内容説明
障害をもつ人はかわいそうな人、守ってあげなければいけない人たちなのか。アジア太平洋地域において国を越え、重度の障害者自身が中心となって、アクセスのある社会の推進に向け、自立的に企画、運営をおこなう。関係者の協力の「場」づくりに挑戦した画期的プロジェクトの証言。
目次
序章 障害者抜きではありえない
第1章 APCDの船出
第2章 インドへ初の海外視察ミッション
第3章 パキスタンで自助団体形成・能力向上研修
第4章 パキスタン北部大地震と障害者支援
第5章 なにもかも新鮮な国パプアニューギニア
第6章 追悼:トポンの死
第7章 キルギスと中央アジアの障害者たち
第8章 フィリピンの障害者に住みよい町づくり
第9章 APCDの活動をふりかえって
著者等紹介
二ノ宮アキイエ[ニノミヤアキイエ]
アジア太平洋障害者センター(APCD)所長。1947年東京生まれ。明治大学法学部卒業後、ウイルフリッド・ローリエ大学(カナダ)社会福祉大学院および実践神学大学院修了。チャーチ・ワールドサービス(キリスト教奉仕団)に所属し、南ベトナムで難民救済活動に従事。カナダ合同教会海外派遣員として日本とアジアで福祉活動に従事。カナダ・アジア社会福祉研究所代表を経て、2002年10月よりJICA技術協力プロジェクトチーフアドバイザーとしてAPCDに派遣(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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