内容説明
ひと粒、ひと声、ひと手間をていねいに。“今を生きる”と、幸福の種が芽吹く。揺れる心をおだやかに整える51の気づき。透明に凛と
目次
はじめに 心が“透明”でないと生きにくい、心が“透明”ならほんとうに生きやすい
第1章 おむすびの「手」のぬくもりが“透明感のある旨味”をつくる
第2章 今日とは違う明日を「足」で生きる
第3章 「はい」「ありがとう」「ごめんなさい」の“ひと声”が透明への第一歩
第4章 “無限の安心感”に包まれる「心」の作法
第5章 限りなく透明に凛として生きるには?―「日本のマザーテレサ」と“哲学、宗教、お産”3賢者との分かち合い
著者等紹介
佐藤初女[サトウハツメ]
1921年青森県生まれ。青森技芸学院(現・青森明の星中学・高等学校)卒業。小学校教員を経て、1979年より弘前染色工房を主宰。老人ホームの後援会や弘前カトリック教会での奉仕活動を母体に、1983年、自宅を開放して『弘前イスキア』を開設。1992年には岩木山麓に『森のイスキア』を開く。シンガポール、ベルギーほか国内外でも精力的に講演会を行う。日本各地で「おむすび講習会」を開くとすぐ満員になる盛況ぶり。アメリカ国際ソロプチミスト協会賞、国際ソロプチミスト女性ボランティア賞、第48回東奥賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ナミのママ
48
感想とは離れるけど、この人を見ていると「美しさ」とはこういうものなのだと感じます。…今回、佐藤さんが伝えたいことは「透明」ということ。他人の話を聞くとき、自分の価値観でこねくりまわして批判したりせず、とにかく「透明」になって聞くこと。そして「透明であれば生きやすい」。時間をかけて読んだのですが、まだまだ自分のものになっていなくて何度も読み返したいです。…それにしても「信仰」の力ってすごいなと思います。一人でも「いつも見守ってくれる存在」。何があっても「守ってくれるもの」。そして「恥ずかしくない生き方」。2015/08/28
かおりんご
26
エッセイ。初女さんはシスターではなく、カトリック信者。だけれど、カトリック生活を実践しておられる方です。今回は、晴佐久神父関連の本を読みたくて手にしましたが、渡辺和子シスターに通ずるものがありました。読んでいて晴れやかな気分になれます。2017/06/03
けんとまん1007
24
読み進めるうちに、自分の心が少しずつ穏やかに静かになっていくように感じた。とても、平易な言葉で、丁寧に綴られている一言一言が初女さんの姿そのものなのだとも思う。それが、透明という2文字に凝縮されている。あるがままを受け入れることから始め、押し付けることではなく、じっと目の前のことに寄り添うことから始める。ただ、これがなかなか難しいいことでもある。面倒くさいという言葉を嫌いになる・・これは、常々思っていることでもある。面倒云々の前に、手をかけるべきところには手をかけるべき。2017/04/06
mari
17
人はやっぱり自分以外のために生きることが喜びになるのだなぁ。2015/05/14
ひろ☆
17
カトリックの人向けなのだろうか、カトリックの人が書いた本でも、すんなり入ってきて、宗教の違いはあれども良かったと思う本と、入ってこない本とあり、これは後者だった。2015/05/13