内容説明
平均値の知られざる本質から代表的な6手法の使い方まで、「ビジネス×統計学」の最前線で活躍する著者が明かす因果関係を見抜くためのフレームワーク。
目次
序章 ビジネスと統計学を繋ぐために
第1章 統計学の実践は基本の見直しから始まる―「平均」と「割合」の本質
第2章 統計学が「最強」であるもう1つの理由―標準誤差と仮説検定
第3章 洞察の王道となる手法群―重回帰分析とロジスティック回帰
第4章 データの背後にある「何か」―因子分析とクラスター分析
終章 統計手法のまとめと使用の手順
著者等紹介
西内啓[ニシウチヒロム]
東京大学医学部卒(生物統計学専攻)。東京大学大学院医学系研究科医療コミュニケーション学分野助教、大学病院医療情報ネットワーク研究センター副センター長、ダナファーバー/ハーバードがん研究センター客員研究員を経て、現在はデータを活用する様々なプロジェクトにおいて調査、分析、システム開発および人材育成に従事する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
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ehirano1
81
タイトルはマーケティング目的も相まって過激ですが、得られた結果から次(≒未来)を予測したり、普遍性を予測できる指標は「確率」なるものが今のところ唯一であることから、ある意味「最強の学問」とは言い得て妙かもしれないと思いました。2023/12/15
Gotoran
53
同タイトルの続編[実践編]。どんな場合にどの統計手法を適用するか、統計の歴史的な経緯を加味しつつ、解説・考察される。平均、標準偏差、有意、検定、誤差の意味、等々、特に検定や回帰分析、因子分析について、詳細に解説し、その背後の統計の考え方、即ち実務で有用なデータからアウトカムと説明変数の関係を分析するための具体的な手順を学ぶことができる。工学のみならずあらゆる分野でますます有用となってくる、“数値データの「把握」と「予測」、そして「洞察」のための統計学”、修得し実践したいビジネス・ツールの1つ。2016/02/12
takaC
52
前のに増して面白かった。買っておこうかな。しかし、ユーザー数落差がすごいね…2015/03/26
se1uch1
42
とりあえずRで実際に手を動かしてみても、その結果の読み取り方がググっても分からないこともあり、とても参考になった。統計初学習者が間違えやすいポイントがなければ間違った解釈を続けていたかもしれない。クラスター分析や因子分析で縮約した変数で重回帰、ロジスティック回帰をする等は試してみたい。ステップワイズ法は医学関係では短絡的に使ってしまうことはよくないようだが、ビジネスにおいて、ランダム化比較実験が簡易にできるのであれば、とっとと検証して進めるべきなのだろう。2021/06/12
d2bookdd
25
難しいところは、流し読みをしていたら、中盤からは流し読みになってしまった!流し読みであっても、統計解析は、手段であって、目的では無い。その想いはしっかり読み取りました。2024/07/17