内容説明
デザインとは「生活者が魅力を感じる未来像を構想し、形にする方法論」である。日本を代表するデザイナーとコンサルタントが語る、新しい発想法。
目次
序章 デザインと経営が結びつく時代
第1章 製品・サービスを超える競争優位性
第2章 3つの視点から見る先進企業の特徴
第3章 経営はデザインそのものである
第4章 プロジェクト・ドキュメント1「UMEの智恵を暮らしに。」紀州梅効能研究会
第5章 プロジェクト・ドキュメント2「美の歓びと暮らす。」深川製磁
第6章 プロジェクト・ドキュメント3「やすらぎある世界都心。」東京都・港区
第7章 デザインを経営に取り入れるための6つのステップ
対談 無印良品のデザインは、質と美しさを持った普通を探り当てる作業(株式会社良品計画代表取締役社長・金井政明×永井一史)
対談 デザインは、事業への想いを可視化し、具現化させる(株式会社スマイルズ代表取締役社長・遠山正道×永井一史)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
べっち
14
4.5 非常に分かりやすい文体でした。知識なしでも読めます。成熟国家の企業への提言とも言えるのではないでしょうか。天橋さんの著書「成長から成熟へ」を思い出しました。あくまで個人的な見解ですが経済的な格差関係なく日本人は心の豊かさを求めていると思います。元々お金に対して良いイメージを持っていないことも関係しているかもしれません。特に日本において有効な経営手法ではないかと感じました。こんな仕事をしてみたいなーと思う一冊でした。2015/12/11
nizimasu
5
経営全体をデザインで斬るというのは、最近の流行ですね。商品開発からその先のブランディングや経営理念に至るヒアリングや落とし込みなどは、既視感があったが、よくよく考えたら佐藤可士和さんが同じようなことをしていました。この本では佐藤さんが言語化していない、クライアントとのヒアリングを具体例を挙げて紹介。さらには、理念の落とし込みの視点として、経済性と文化性、社会性をあげてそこから要素を抽出するというスタンスをとっていますが、これもやはり後づけのコンサル的な話で結局は、センスのビルドアップをしていくという話かも2014/05/25
na
0
デザインとは「生活者が魅力を感じる未来像を構想し、形にする方法論」である。 つくり手の思いを大切にしながら、生活者に寄り添ったものを作る。難しいけれど面白い。 デザインはセンスではなく考える力だと感じた。2016/05/16
ozapin
0
タイトルにはひかれるのだが、途中から野村総研が出していてもおかしくない普通の本になっていく。それが悪いといっているわけではないが、代理店らしさをあまり感じられなかった。2014/09/07
Yu_Ki_
0
ビジョンを可視化し、行動につなげる2014/07/04
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