日本企業はモノづくり至上主義で生き残れるか―「スーパー現場」が顧客情報をキャッシュに変える

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日本企業はモノづくり至上主義で生き残れるか―「スーパー現場」が顧客情報をキャッシュに変える

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  • サイズ B6判/ページ数 292p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784478026571
  • NDC分類 336
  • Cコード C0034

出版社内容情報

日本製造業は待ったなしの改革を迫られている。とくに電機業界などが不況の嵐に呑みこまれる中、日東電工など、グローバル化に着実に成功しているメーカーもある。その違いは、顧客情報をいかに早くキャッシュに変えるかにある。いま

内容説明

製造のマネジメントから販売のマネジメントへ、クラウド時代の製造業復活のシナリオ。世界的コンサルタントが日本企業のために書き下ろした10の提言。

目次

日本企業がグローバル競争力を回復するためになすべき一〇のこと
第1部 情報化した世界を理解する(情報コスト曲線の先を行く;情報コスト下落のインパクト;“スーパー現場”でキャッシュ化速度を加速させる)
第2部 スーパー現場への10の提言(クラウドを利用する;セールスを活性化する;イノベーションを制御する;製造を管理運営する;優れたブランドを構築する;人材を生かす;組織を設計する;ITを活用する;M&Aを巧みにこなす;顧客サービスを適切にこなす)

著者等紹介

マキナニー,フランシス[マキナニー,フランシス] [McInerney,Francis]
ノースリバー・ベンチャーズマネージング・ディレクター(取締役)。イギリス生まれ、カナダ育ち。トロント大学で経済学を学び、経営コンサルタントに。自身が副社長を務めたノーザン・ビジネス・インフォメーション社のマグロウヒル売却で注目を集め、ノースリバー・ベンチャーズを起業。パナソニックを筆頭に、40年近くにわたって日本企業のコンサルタントを務める

倉田幸信[クラタユキノブ]
1968年生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。朝日新聞記者、週刊ダイヤモンド記者、DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー編集部を経て、2008年よりフリー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Yohei

6
★★★☆☆クラウドが急拡大するゼタバイト時代では顧客市場支配力が高まるため、クラウド、スーパー現場によるキャッシュ化速度を加速する経営が必要との趣旨は理解できる。一方で過去にコンサルティングした企業を湛える著書を出しながら、本書で経営悪化したその企業を「私の提案を受け入れなかった」と酷評し、現在担当の会社を持ち上げるその姿勢は、顧客を行動に移してアウトプットを生み出してこそ評価されるコンサルタントの発言とは思えず理解に苦しむ。2014/07/30

人生ゴルディアス

4
ものすごく面白かった。核になるのはとにかくキャッシュ化の速さで、すべてはここから演繹できると思った。キャッシュ化をとにかく早くするには最終製品を待たずに途中のプロセスでも顧客を巻き込むべきで、そうすれば自然と客の情報が手に入り、巻き込んでる最中に何かしらお金が取れたらキャッシュフローも改善して、さらに客の認知度を上げられるからブランド化できて……。で、IT化というのはこれを全て素早くスケールしてやるための方法としてとらえるべきと。本書は電機産業メインだけど、自分の分野でも当てはめ可能でびっくりした。2020/09/06

tkokon

3
【・・・】著者の言う、「スーパー現場」というのが一体どういうものなのか全くイメージが出来なかった。なぜそれを「Gemba」という言葉を使って表現しようとしているのかも理解できなかった。中村改革時代のPanasonicは業績を一時的に回復させた、その前後はダメ、だから中村改革時代はまともだった、という論調にも違和感を覚える。(経営の効果ってそんなにすぐには現れない。中村改革時代の業績=中村氏の業績とは言い切れない)という具合に全体的に残念な一冊でした。2014/09/19

ミッキー

1
2014年にこの本が出版されていた事に驚き。そして、今でなければ理解出来なかっただろう。情報により新たな価値を生み出す事が必要です。いよいよ対応するベキ時だと思いました。非常に参考になります。2021/01/05

Iron Patriot

0
主に電機メーカーについての問題点についての記載が中心。松下幸之助に代表される初期に会社を起こした人は優れた考えを持っているけど、現代の日本メーカーは考え方がおかしいと痛烈に批判するとともに、こうやればいいと言う提言もしてくれている。1回さらりと読んだだけでは理解できないので再読する必要がある。あえて詳しくは語らず「松下ウェイ」も読むように誘導された感もあった。2015/08/29

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