内容説明
大量の統計数字が集まるビッグデータ時代の今だからこそ、ビジネス上のデータ分析の多くで求められるのは、膨大なデータからシンプルな特徴をみつけ出す、という読解力。統計学を駆使した複雑な分析に頼ることなく、誰でも身につけて使える技術。
目次
はじめに ケータイ会社が学生のいる家族を優遇するのはなぜか?
第1講 テレビと旅行に関するインターネット調査が役立たずなのはなぜか?―ビッグデータ&統計学ブームの危険性
第2講 米よりパンのほうがインフレ予想に影響が大きいのはなぜか?―折線グラフを読むときの基本
第3講 高学歴のほうが若者の失業率は高いのか?―細かく分けたデータをみるべきとき、みてはいけないとき
第4講 就職難なのに、大学生の就職率が90%超と高いのはなぜか?―錯覚を起こしやすいグラフより表分析を優先
第5講 多機能な家電のほうが値下がりしやすいのはなぜか?―複数のデータから共通性をみつけるコツ
第6講 分散投資のために特定業種の株を買うべきなのはなぜか?―相関係数の意味と活用法
第7講 日本の格差は本当に拡大しているのか?―凝った計算で求めた統計データの疑い方
第8講 若者の免許離れは本当に起きているのか?―ミクロとマクロのデータを組み合わせた分析
おわりに 数字でコミュニケーションを!
著者等紹介
吉本佳生[ヨシモトヨシオ]
エコノミスト・著述家。1963年三重県紀北町(旧・紀伊長島町)生まれ。名古屋市立大学経済学部卒業、住友銀行勤務を経て、名古屋市立大学大学院経済学研究科博士後期課程単位取得退学。広島市立大学国際学部専任講師、南山大学経済学部助教授(准教授)などを経て、2012年から関西大学会計専門職大学院特任教授。専門分野は、生活経済、国際金融、金融経済(ファイナンス)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ito
犬こ
はみだし
芸術家くーまん843
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