内容説明
「自分が自分を愛する心=自己重要感」があれば、相手の謝罪を素直に受け入れることができる。人間は相手を助けるのが好きな存在で、助け合うことに、人間としての価値がある。人間は一人ひとり違う生き物だから、「断られる」ことは必然なこと。「叱られても傷つかない方法」とは、「相手が問題視していること」を把握すること。部下が会社で一番嫌うのは、「自分の存在を気にかけてもらえない」こと。子どもが求めているのは「厳しさ」ではない。「親からの無条件の愛情」である。「その人らしさを認めて、全部受け入れる」ことで、異性はあなたのことが大好きになる。「人間関係」を改善すれば、悩みの9割は消える。
目次
1 叱る、叱られる
2 ほめる、ほめられる
3 謝る、謝られる
4 任せる、任される
5 助ける、助けを求める
6 断る、断られる
7 上司と部下
8 親と子ども
9 男性と女性
著者等紹介
田中ちひろ[タナカチヒロ]
主に日本、ヨーロッパ諸国で、英語、イタリア語、日本語の3カ国語を使い分けながら、トレーニング、コーチング、セミナー活動を展開(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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コージー
28
★★★☆☆著者は、25ヵ国8,000人のトレーニングを行ってきた、コミュニケーションやメンタルのトレーナー。「人の悩みの9割は人間関係」といわれるように、その悩みの多くは、人間関係の基盤となる「コミュニケーションの行き違い」によるという。「9つのシチュエーション」ごとに、原因と対処法が掲載されています。【印象的な言葉】どんな環境に置かれても、どのように扱われても、たとえ間違った行動をおかしてしまっても、「あなたという存在の大切さと尊さ」は変わらない。どうか、そのことを忘れないでください。2019/05/17
ぽんぽこ
3
基本的な考えはとても役に立ちそうなのですが、「これ煽ってない?」って思ってしまう箇所がところどころ……。「具体的に私のどこが良かったですか?」とわざわざ聞くのは諍いの火種になりそうじゃ……。ともあれ、人を褒めるときも叱るときも人格や雰囲気ではなく具体的なところに注目すること。叱られたときも「この人は人格を否定してくる」と考えるのではなく、「自分の行動を諌めてきている」と捉えて落ち込まないようにしましょう。2023/08/06
dakupee
0
物事の受け取り方には人それぞれ癖がある。受け取り方をかえると感情が変わる。主語を目に見えることにおきかえる。「あなたの〇〇が〜〜です」叱る理由を具体的に。ネガティブな感情が生まれたらなぜ今不快に思ったのかを考える。2015/12/01
ひろみ
0
5つの思考レベル:1=環境、2=行動、3=スキル、4=価値観、5=アイデンティティ。1と2は目に見えるもの、他は目に見えないもの。目に見えるものを勝手に見えないもののレベルと結びつけて悩んではいけない…なるほど。。。2014/04/30
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