内容説明
これからは「人に合わせて雇用を創る」時代だ。2020年に1000人の障がい者を雇用し、25万円の給料を支払うと宣言。雇用創造のために仕事のあり方から徹底的に問い直すことで見つけた、社会のあるべき姿と弱者へのやさしさ、企業の責任とはなにかを語り尽くす。
目次
第1章 すべては、障がい者雇用から始まった
第2章 障がい者雇用への共感から生まれた可能性
第3章 引きこもりと就労弱者の再出発
第4章 雇用を通して人も社会も変えていく
第5章 「歩」が「金将」に変わる組織
第6章 「選択と集中」から、「多様化と創出」へ
著者等紹介
渡邉幸義[ワタナベユキヨシ]
1963年静岡県沼津市生まれ。1986年3月武蔵工業大学(現・東京都市大学)機械工学科卒業後、日本ディジタルイクイップメント株式会社(現・日本ヒューレット・パッカード株式会社)入社。2000年1月にITネットワークに特化したサービス会社株式会社アイエスエフネットを設立し代表取締役就任。雇用の創造を会社の大義に掲げ、履歴書を見ずに意欲を基準に社員を採用。社会人としてのマナーを徹底することで、派遣先から高い評価を得て創業10年余で2000人を超える急成長を遂げる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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なかつ
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こういう会社があることを知らなかった。雇用のために仕事を作る、というガツガツ感と、人柄をみる、という日本的な考えが融合することは、今後の社会に必要なのかもしれない。2013/06/19
bigthree
0
障害者を含めて、幅広く社会弱者を雇用することによって、会社を発展してきた著者の信念がわかりやすく書かれており、今後の新たな経営モデルを示していて参考になった。2012/04/26
とまほーく
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雇用のために仕事を作り出すということ。もちろん簡単なことではないが、それに向けて社会全体が本気で取り組むことの重要性を説いている本。 やっていることは賞賛できるし概ね同意できるものだが、再現性があるかと言われるとムズい気もする。みんながそういう意識を持って挑戦するということが大事なんだとは思う。2024/08/11