内容説明
ベストセラー『リッツ・カールトンで学んだ仕事でいちばん大事なこと』の著者が説くIT企業がクライアントから支持されるための超画期的な差別化戦略。
目次
序章 IT業界のアスリート、渡邉幸義社長との出会い
第1章 「未来ノート」の新たなページ
第2章 IT企業の信頼づくりのためのホスピタリティ
第3章 ホスピタリティ研修の実際―アイエスエフネットに見る実践例
第4章 クレドの作成
第5章 林田流ホスピタリティの極意
著者等紹介
林田正光[ハヤシダマサミツ]
1945年熊本県生まれ。高校卒業後、藤田観光株式会社太閤園販売促進支配人、関西地区顧客担当部長として32年間勤務。1996年、50歳を過ぎて、ザ・リッツ・カールトン大阪に入社。営業支配人、営業統括支配人を務める。2002年同社を退社し、京都全日空ホテル社長兼総支配人、彦根キャッスルホテル社長兼総支配人を歴任。現在は、株式会社HAYASHIDA‐CS総研代表取締役、CS・ホスピタリティ総合プロデューサーとして年間300件以上の講演活動並びにサービス業を中心とした企業・病院等のCS経営のアドバイザーとして数多くの顧問先を指導(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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Kentaro
6
リッツにとって、クレドは、“経営者の心”を言葉にしたものです。クレドに記される“精神”は、経営者から社員に伝えたいことそのものなのですが、実際にクレド作りをするのは社員たちでなくてはなりません。クレドは社員にとっての信条でありバイブルです。マニュアルとは違うのです。クレドは行動の一つひとつの規範ではなく、行動の根底に持つべき精神です。さまざまなシチュエーションの中で、さまざまな行動となって表れる、そのために必要な確たる信条です。上からの“お達し”ではなく、社員たちが自ら必要を感じて、クレドはつくられます。2018/11/08
拓弥
1
何事も気付きが大事ですね。相手のことを想って行動することは仕事やプライベートなど生きていく上で非常に大切なことです。ただ日本人は何でもかんでもそれに結びつけすぎなような気がします。もちろんそのおかげでおもてなし大国になってるわけですが、その反面ここの自由や個性は失われていると考えます。お辞儀の角度、髪型の規制、服装の規制、周囲に不快に思われないのは目指すべきことですが何でもかんでもそうしていたら、マナーというルールに縛られて個性は失われます。日本人の得意分野でもあり、欠点でもあるのかなと。2018/01/06
はうえす
1
うーん、まあ活かせるところを探そう。。。2015/06/20
ちー
1
ホスピタリティについて、噛み砕いて書かれた本。人としての喜びを大切にすることが良い職場づくり→顧客満足に繋がっていく。ストンと腑に落ちる感じ。読むことで新たな視点が加わり、視界がパッと開けた感じがした。2012/07/05
海老庵
0
トップダウンのビジョンに対して、ボトムアップでクレドを作成する過程は参考になるかな。クレドは、何があっても不変の信条。マニュアルよりも基部に近い、組織の本質の定義としての存在価値がある。ホスピタリティ論としてはややウェット(情緒的)にも感じたけど。2012/08/10