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内容説明
雑談とは、会話を利用して場の空気を生み出す技術のこと。会話というよりも“人間同士のお付き合い”に近い。これからの時代、雑談力を身につけることは、強く生き抜く力を身につけることそのものなのです。オチも結論もいらない!学校でも会社でもすぐに使える50のアイデア。
目次
第1章 トークや会話術とは違う、雑談の5つのルール
第2章 これで気まずくならない!雑談の基本マナー
第3章 すぐにできる、雑談の鍛え方&ネタの仕入れ方
第4章 ビジネスに使える雑談力
第5章 人、マンガ、テレビ。あらゆる達人からテクを学ぼう
第6章 雑談力は雑草力。厳しい時代を「生きる力」そのもの
著者等紹介
齋藤孝[サイトウタカシ]
1960年静岡県生まれ。東京大学法学部卒業。同大大学院教育学研究科学校教育学専攻博士課程等を経て、明治大学文学部教授。専門は教育学、身体論、コミュニケーション論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
徒花
177
まあまあ。雑談をすることの意義から、雑談が人間関係に与える効用、そして具体的に雑談をするためのテクニックまで、事例を持ち出しながらわかりやすく教えてくれる一冊。改めて思ったのは、やっぱり齋藤先生は相当な読書家だし、話の引き出しが多いからすごく万人に読みやすい本になるんだろうなあということ。とりたててすごい、画期的なメソッドが書いてあるわけじゃないけど、押し付けがましくもなく、気楽に読める一冊。2019/09/04
Miyoshi Hirotaka
170
英会話を始める人は、世界の人とコミュニケーションしたいという動機だろうが、世界の人とケンカをしたいという動機で武道をやる人はいないだろう。ところが、雑談という視点から見るとこれらは驚くほど似ている。まず、一つのネタは約十秒で十分。次に、多くのネタが必要。三つ目は、どんな相手にも即座に持ちネタを組合せられるよう日頃から訓練が大事。これは、武道で基本を反復し、組手の稽古や試合に望むのとまるで同じ。外国語の会話力は母国語の雑談力を越えることはない。雑談力は共感力であり、それが伸びれば外国語での会話力も伸びる。2018/02/28
しゅわ
153
【図書館】雑談=話術ではなく、会話を利用してその場の雰囲気を良くし、人間関係を円滑にする技術…という定義が新鮮。雑談は意味の無い&短く切り上げて良いんだ!という言葉が目からウロコでした。イラストも豊富で、たとえもわかりやすく、とてもよみやすい一冊です。雑談の練習に最適なのがオバちゃん、そして赤ちゃんを連れた人、ペットを散歩させている人…というのが妙に納得でした。2013/09/27
hit4papa
123
雑談ができれば、なんでもできる、ダーっ!という自己啓発ものです。曰く「雑談力は、あらゆる場面であなたを助ける最強のスキル」とのこと。雑談は無理にまとめようとしなくていいと述べられていますが、オチをつくりたくなるのが緊張感に堪えられない小心者のサガ。何でもいいから、相手をほめよとのくだりでは、それを想像して思わず赤面してしまいました。本書のいう、雑談力とは、話し方そのものではなく、話の作りあげ方ですね。自分は知らない人に雑談仕掛けるのは苦手ですが、本書を読んで、さぁ雑談仕掛けるぞ!となるかというと、ハテナ?2018/09/29
夜間飛行
101
私には得る所の大きい本だった。第一に《自意識・プライドのハードルを下げると楽になる》…これである。数年間ユング派の夢分析を受け、「高い所から降りる夢」を何度も見た。人生で下積みをもっと経験するのが私の課題なのだ。困った時に使えるコミュニケーションツールとして、筆者はぬいぐるみと飴の話題をあげている。そういうどうでも良いことが役立つという発想はすばらしいと思う。人の悪口を芸能人ネタにすり替える心遣いも大事だ。大阪人のリアクション…私好きです。誰かがスペシウム光線のポーズをしたら、すぐにひっくり返る自信あり。2016/08/04