内容説明
「手段の時代」から「目的の時代」へ。手段にとらわれすぎると、本質を見失う。リーマン・ショックの経験を経て、世界じゅうの先覚者たちが、目的の重要性を唱え始めた。本書は、まず「利益」ではなく、「よい目的」を考えるビジネスを実践するために書かれた。
目次
第1章 利益や売上げは「ビジネスの目的」ではありません
第2章 イノベーションは「よい目的」から生まれてくる
第3章 コラボレーション、コラボレーション、コラボレーション
第4章 「コトづくり」をデザインする
第5章 さまざまな人材をつなげる組織
第6章 「アポロ計画」に目的工学を学ぶ
第7章 目的第一のマネジメント
第8章 目的工学はこうして実践する 総括編
著者等紹介
紺野登[コンノノボル]
多摩大学大学院教授、ならびにKIRO(知識イノベーション研究所)代表。京都工芸繊維大学新世代オフィス研究センター(NEO)特任教授、東京大学i.schoolエグゼクティブ・フェロー。その他大手設計事務所のアドバイザーなどをつとめる。早稲田大学理工学部建築学科卒業。博士(経営情報学)。組織や社会の知識生態学(ナレッジエコロジー)をテーマに、リーダーシップ教育、組織変革、研究所などのワークプレイス・デザイン、都市開発プロジェクトなどの実務にかかわる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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イノベーター
7
http://www.4-de.net/changebook/?p=3582013/06/13
帯長襷
4
目的が実現へのエンジンとなり、やり遂げることで利益になる。ビジョナリー企業を考える機会に感じたことがだいたい書かれていた。気になるのは、名前の挙げられているビジネス会のレジェンドが、ほぼ皆さん「稼ぐ」ことに必死だったであろう時代を生きていること。それってやはり「稼ぐ」ということがわかる人でないと、社会的な目的を掲げても実現する実行力を伴わないのではないかということ。NPOなどはもちろん大切な存在だが、「稼がなくてもいい」わけではなく、サステナブルになるには自立して回るシステムを作らないといけない。2021/07/04
たまご
3
久しぶりのビジネス書。タイトルに惹かれて読んだがやはり著者がアカデミックだからか私には物足りなかった。利益を追った会社がなぜうまくいかなかったのか?を突き詰めた内容かと思いきや、目的大事!プロジェクトマネジメントが肝!という内容だったので期待していた内容ともズレていた。中目的立案時に「顧客価値に基づいたメッセージ設定が重要」とあったがこの「顧客価値」こそがビジネスの肝になるのではと思ったが、そこについてはほぼ記述がなく残念。私には少し読むのが早かったかな?2024/02/27
けほんこ
2
読みましたー ルビのナルシスト感は あまり好きではなかった ですが 松下さんと アドラーとを 読んでいる中で 読むには非常に良かったです 我々平場が学ぶ事は 多い中で リーダー 経営者になると 余計多くを得られ本なのかと 感じました パーパス 昔は否定し まずは目の前のことを しっかり なんて考えていましたが 軸を作ってのほうが 良い働きができるのかもと 強く感じさせていただきました 俺の今のパーパスは なんだろな? 求められているものを 作る一助をし 求められていないものを 消し込み この文化的職2016/07/11
tak
1
★★2021/02/07