内容説明
日本でも増えているインド人とつきあうために必要なこととは…インド人の心はこうつかめ。第一人者によるインドビジネスの指南書。
目次
第1章 インド人とは何か(自己責任(オウンリスク)
非暴力(アヒムサー) ほか)
第2章 インド人の生活と思考(多様性の世界;インドの歴史 ほか)
第3章 インド人の社会(世界最大の民主主義国家;インド憲法が世界一長い理由 ほか)
第4章 インド人のビジネス術(仕事がやりにくい国;インドの企業はトップダウン ほか)
第5章 インド人とのつきあい方(インドを好きになる人、嫌いになる人;インドで失敗する日本人 ほか)
著者等紹介
清好延[セイヨシノブ]
1938年静岡県生まれ。インドビジネスの第一人者。首相から調理人までインド人の知己は多い。インド滞在は22年を超える。東京外国語大学卒。三菱商事入社後、カルカッタ、ニューデリーなどに駐在。1991年退社後、日印調査委員会、JICA専門家として対印投資を促進、インド商工会議所連盟日本室に勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
vinlandmbit
33
インド出張前に当時手に取り読了。インド文化を知る上で普段の生活面からの記載が多く学びとなりました。
zoe
17
インドは多種多様。親切でおしゃべり。しゃべりすぎるのたまにキズ。1を10にして纏める。一旦仲良くなると、家族同様。境界がなくなる。対等。ベジタリアンも個人によってレベルが異なる。英語が必須。インド工科大学を落ちた人間がMITへ行くというようなハイレベルな環境。スズキ伝説。2017/07/22
白義
11
宗教、民族、カーストと社会全般に渡って凄まじい多様性のある大国インド。20年以上インドに滞在した著者が自らの体験を交え社会、国民性、文化に歴史など幅広い観点からインドを紹介してくれるインド入門として読みやすく格好の本。タイトル通り力点はビジネスでの付き合い方なのだが想像以上に知識が広くて情報量が多くインド関連の最初の一冊としても使えそう。そのインド像はジョジョ三部に出てきたような世界まんまでビジネスも基本的に自己責任、自分の都合を強くしたたかに優先していき会社への忠誠心皆無、時間もアバウトと日本とは対極的2017/11/05
rokubrain
9
インドの多様性とは? 国としての「対策」は”共生”にあるようだ。 インドネシアも同じ多様性の国だけど、こちらは”統一”の標榜が、ことばとして相克しながらも国の歩みの印象だった。 一方で、インドは多様性のそれ自体をどう維持するかに主眼がある点に大きな違いがありそうだ。 「一人ひとりが異なった考えを持つ国なのである。カーストという縛りと、オウンリスク(自己責任)という独自性を持った不思議な複合世界である。」 よくしゃべる民族性は、非暴力(アヒムサー)の伝統も大きい。2019/01/02
ウメ
8
先日のインド旅行の熱が冷めやらず入門書を手に取る。インドの歴史や国民性、価値観などがおぼろげに見えたような。オウンリスク、自己責任を身に付けて再訪したい。きっと私はインドを知れば知るほど好きになる人間だ。2016/09/29