技術力で勝る日本が、なぜ事業で負けるのか―画期的な新製品が惨敗する理由

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技術力で勝る日本が、なぜ事業で負けるのか―画期的な新製品が惨敗する理由

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  • サイズ B6判/ページ数 397p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784478009260
  • NDC分類 509.21
  • Cコード C2034

内容説明

技術だけで勝つ時代ではない。計画的に創られるイノベーションの競争モデル、インテル・インサイド型、アップル・アウトサイド型、勝利の方程式を解き明かす。

目次

第1章 成長か?発展か?―モデル錬磨とモデル創新
第2章 イノベーションモデルの基本型―二つのサイクルモデルと一つの促進モデル
第3章 インテル・インサイド、アップル・アウトサイド―計算ずくで創られるイノベーション
第4章 イノベーションモデルのイノベーション―新しい十分条件の登場
第5章 技術のオープン化が市場を拡大する―「内クローズ、外オープン」の衝撃
第6章 イノベーションイニシアチブと「三位一体」経営―「発明」と「普及」を組み合わせる戦略的シナリオ
第7章 ビジネスモデルと知財マネジメント―事業競争力の保持・強化に向けて
第8章 可変的/発展的イノベーションモデルへ―科学技術立国・日本に至る道
補章 思考イノベーションのヒント

著者等紹介

妹尾堅一郎[セノオケンイチロウ]
東京大学特任教授(知的資産経営)。NPO法人産学連携推進機構理事長。慶應義塾大学経済学部卒業後、富士写真フイルム(株)を経て英国国立ランカスター大学博士課程修了。産能大学、慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科、東京大学先端科学技術研究センター(知財マネジメントスクール校長役)等を経て2008年より現職。CIEC(コンピュータ利用教育学会)会長。一橋大学MBA、放送大学、九州大学大学院、青山学院大学大学院の客員教授を兼務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

モッタ

10
★★★★☆ 知的財産の視点から観たイノベーションの競争モデルを「インテル・インサイド型」と「アップル・アウトサイド型」に分類し、分析した本。少し難しかったが、非常にためになった。2013/02/26

kochi

9
本書タイトル通りの現状を打破するには「技術戦略(製品アーキテクチャーに沿った急所技術の開発)、知財産略(権利化と秘匿化、標準化オープンとブラックボックス化の使い分け)、事業戦略(市場の拡大と収益確保の同時達成)」の三つを有機一体的に考える三位一体の戦略が必要だと、著者は説く。小川紘一『国際標準と事業戦略』の分析を受けて更に著者なりの見識を追加したもの。日本企業における知財戦略等の「軍師不在」というコメントは、確かにそうかもしれないと思う。2011/07/09

baboocon

9
日本の製造業は従来改善によるプロセスイノベーションで勝ってきたが、米国はイノベーションモデル自体をイノベートすることでそれを陳腐化し、それについていけなかった日本が国際競争で勝てなくなってきたということ。また市場の拡大時に日本企業がシェアを失う原因として技術のクローズ/オープン戦略に触れる。著者の提唱するのは①急所技術の研究開発、②市場拡大と収益確保を両立するビジネスモデル構築、③クローズ/オープンを使い分ける知財マネジメントの展開、の三位一体の経営。著者の専門の知財マネジメントに関する部分が長かった。2011/10/16

たー

9
冗長な記述や、ちょっと受け売りっぽい記述が多めなところが気にはなりますが、現代の「イノベーション」という概念を考える上で参考になる内容になっている。2011/01/15

ふぇるけん

7
タイトルの通り、画期的な製品を開発したとしてもビジネスで成果を出すことのできていない日本の状況を鋭い視点で説明している。要はビジネスのルールがこれまでと大きく変わっており、特に知財管理の弱さが致命的であると看破している。特許の使い方も権利の独占だけでなく、参入を防御したり、クロスライセンスで販路を広げたり、パテントプールに参加するために使用したりと、知財管理の巧拙が事業の成功に大きく寄与することを学んだ。できれば、著者のゼミで学んだ学生が日本の知財マネジメントを発展させていって欲しいと願うばかりである。2012/08/13

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