出版社内容情報
人間のものごとの認知と思考にともなう根本的な問題を明らかにした全米ミリオンセラーの話題作。下巻では主に、予測にともなう間違いと一部の「科学」のよく知られていない限界、また、極端な現象をさらに深く追究し、ベル型カーブの問題、そこから現代経済学、ファイナンス理論の根本を揺さぶる問題を明らかにする。
内容説明
未来予測を切って捨て、経済学とファイナンス理論を根底から揺さぶり、ベル型カーブでは扱えない不確実性の核心に迫る。
目次
第2部 私たちには先が見えない(鳥のフンを探して;夢の認識主義社会;画家のアペレス、あるいは予測が無理ならどうする?)
第3部 果ての国に棲む灰色の白鳥(月並みの国から果ての国、また月並みの国へ;ベル・カーブ、この壮大な知的サギ;まぐれの美学;ロックの狂える人、あるいはいけない所にベル型カーブ;まやかしの不確実性)
第4部 おしまい(半分ずつ、あるいは黒い白鳥に立ち向かうには)
著者等紹介
タレブ,ナシーム・ニコラス[タレブ,ナシームニコラス][Taleb,Nassim Nicholas]
文芸評論家、実証主義者にして、非情のデリバティブ・トレーダー。レバノンでギリシャ正教の一家に生まれる。ウォートン・スクールMBA修了。博士号はパリ大学で取得。トレーディングを行うかたわら、ニューヨーク大学クーラン数理科学研究所で7年にわたり確率論のリスク管理への応用を(客員教授の立場で)教えた。現在はマサチューセッツ大学アマースト校で学長選任教授として不確実性科学を研究している。主にニューヨーク在住
望月衛[モチズキマモル]
大和投資信託(株)審査部。京都大学経済学部卒業、コロンビア大学ビジネススクール修了。CFA、CIIA。投資信託等のリスク管理や金融商品の評価・分析に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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