内容説明
ヒットシリーズの「サービスの達人たち」「サービスの天才たち」では、現代のサービスマンたちの生き方を活写し、「エッシャーに魅せられた男たち」「ニューヨーク美術案内」では、美術の世界の面白さを語り、そして、デビュー作の「キャンティ物語」や「皿の上の人生」では、都会の飲食店を舞台に有名無名の人生模様を描き…と、一貫して都市における文化をレポートしてきたノンフィクション作家が始めて書いた旅の本。ヨーロッパのメジャーな都市をめぐる、「食と酒」「街と人物」の軽妙洒脱なルポルタージュ。
目次
第1章 都の食の物語(ローマ食堂散歩;パリのビストロを行きつけにする;ロンドンで朝食を;港町アムステルダムのブラウンカフェ;水の都ヴェネツィアの居酒屋バーカロ;ナポリの月、ポンペイのルビー)
第2章 もてなしのかたち(モスクワの薫る夏、農園のもてなし;マルコ・ポーロの海―クロアチアにて;南半球の古都メルボルンのホスピタリティ)
第3章 着想の工房をゆく―ちょっと食休み(名水の里を旅する―トスカーナ、ロンバルディア&プロヴァンス;デザイン都市ベルリン逍遙;レノマの遊び心とパリの不良たち;ロンドンとパリの靴工場に職人魂を見た)
第4章 酒の旅(大西洋の島はマデイラ酒の光に包まれる―ポルトガルにて;ブルゴーニュの100年ワイン;シャンパーニュに最高の泡を求めて;リキュール三都物語―ディジョン、グルノーブル&ミラノ;モスクワのジャパニーズ・ウィスキー)
第5章 旅の工夫(旅と写真;旅と本;旅を書く)
著者等紹介
野地秩嘉[ノジツネヨシ]
1957年東京都生まれ。早稲田大学商学部卒業。出版社勤務、美術プロデューサーなどを経て、ノンフィクション作家に。食や美術、海外文化の評論、および人物ルポルタージュなど幅広く執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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