内容説明
HBS教授陣が調査した日本企業の戦略と決断。ハーバード・ビジネス・スクールが開発した学習法。
目次
第1章 松下電器産業:危機と変革
第2章 日産自動車:再生への挑戦
第3章 富士フィルム:第2の創業
第4章 資生堂:中国市場への参入
第5章 コマツ:グローバル化の取り組み
第6章 NTTドコモ:モバイルFeliCa
第7章 楽天:Eコマース事業の創造
第8章 旭硝子:EVAの導入
第9章 プロダクション・アイジー:アニメというビジネス
第10章 日本の起業家稲盛和夫
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
113
ハーバードビジネススクールで取り上げた日本企業のケーススタディが収められています。10の企業が入っていますが今現在はどれも大企業といえるのでしょう。私は稲盛さんの京都セラミックのケースが非常に印象に残りました。やはり日本の起業家ということなのでしょう。そのうちに新幹線清掃業の「テッセイ」も掲載されるのでしょうね。2016/09/23
銀獅子王の憂鬱
2
HBSのケーススタディーという事で企業事例から数字等を与えられて問題解決を自分で考え、回答例と添削するスタイルかと思いきや、ただ淡々と10社の企業事例を書いてあるだけで、いきなり肩すかしをくらった。ただし問題解決や挑戦に関して各企業の取り組みを俯瞰的に見られる事ででき、読めばそれなりに勉強になった。ただし、企業でもしっかり書いてるものもあれば、IRに毛が生えたレベルのまとめしか行っていないものもあるので、読込みのボリュームは工夫をしないと時間がかかるだけである。続編が出たらまた読んでみてもよいかも2010/09/30
O. M.
1
ハーバード・ビジネス・スクールの教材として作られた、ケーススタディの材料です。基本的には、実存する企業の歴史や現状を紹介して、学生が戦略についてディスカッションするため資料であり、一人で読んで勉強する性質の本では無いように思います。しかし、個人的には、プロダクションI.Gを題材に、日本のアニメ制作ビジネスの構造を分析しているところなど、いくつか興味深い・考えさせられる部分もあり、参考になりました。2017/05/25
kyomi
1
日本企業10社の事例。日産の復活と富士フィルムの第2の創業は、危機への対応やリーダーシップについて教えてくれる。22016/11/05
NN
1
HBSのビジネスケースのうち、日本企業を集めたもの。7年前なので少し古いが、パナソニック・日産の企業改革、資生堂・コマツの中国やグローバルでのビジネス拡大、プロダクションIGの挑戦などの事例が並ぶ。内容は面白いが大企業のケースが多くコーポレートレベルでの取り組みが中心なので担当者レベルでの学びにつながることは少ないかな。2014/05/05