内容説明
詩の王国イギリス―、マザー・グースの歌をはじめ、ブレイク、ロセッティ、リア、スティーヴンソン、ミルン、デ・ラ・メアなど、長い伝統のなかで人びとのこころをはぐくんできた子どもの詩の世界―。文学を愛する人たちへの待望のプレゼント。
目次
第1章 シェイクスピア―「人間の知恵ではとうてい説明できない夢を見ただよ」
第2章 マザー・グースの歌―「くんくん、イギリス人の匂いがするぞ」
第3章 『ちょうちょうの舞踏会とバッタの宴会』―子どもたちにも春がきた
第4章 ウィリアム・ブレイク―「地上のなにものの助けもかりずに行け」
第5章 エドワード・リア―悲しい時はいっそおかしく
第6章 ルイス・キャロル―世界のたががはずれる
第7章 クリスティーナ・ロセッティ―「悲しみの声はふたいろ」
第8章 ロバート・ルイス・スティーブンソン―闇の暗さと光のまばゆさと
第9章 ウォルター・デ・ラ・メア―「子どもは瞑想家で、孤独な隠者で、妖精で」
第10章 A.A.ミルン―時はやさしいものを奪い去り
第11章 詩で述べる詩論―「ばらというよりばらのかおり」
第12章 絵本になった詩
第13章 物語のなかの詩
第14章 そして今、わたしたちの時代―宇宙から地球を見ると