内容説明
わずか約2500の軍勢で3万8000の徳川大軍を翻弄し退けた知謀の男とは何者だったのか!?名著者たちの論考でその実態に迫る、「日本一のつわもの」を読み解くためのアンソロジー。
目次
序 功名心を捨てよ。人はそこについてくる
第1章 「日本一のつわもの」真田幸村
第2章 「戦争芸術家」の悲愴なる闘い
第3章 「大坂夏の陣」一点集中突破の威力
第4章 「不惜身命」六連銭の気概
第5章 「表裏比興の雄」真田昌幸
第6章 上田城守備戦と「詭計」「謀略」
著者等紹介
江坂彰[エサカアキラ]
1936年、京都府生まれ。京都大学文学部卒業。東急エージェンシー関西支社長等を経て、84年に独立し『冬の火花―ある管理職の左遷録』で作家としてデビュー
白石一郎[シライシイチロウ]
1931年、釜山生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。57年『雑兵』で第十回講談社倶楽部賞を受賞して文筆生活に入る。87年『海狼伝』で第十七回直木賞を受賞
百瀬明治[モモセメイジ]
1941年、長野県生まれ。京都大学文学部卒業。『表象』同人、季刊『歴史と文学』編集長を経て、歴史を主対象とした著述業へ
土門周平[ドモンシュウヘイ]
1920年、東京都生まれ。陸軍士官学校卒業(第五十五期)。戦車師団中隊長で終戦。防衛研究所戦史編さん官等を経て、著述業へ
南原幹雄[ナンバラミキオ]
1938年、東京都生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。日活に勤務。75年退社し、作家生活に入る。73年『女絵地獄』で小説現代新人賞受賞。81年『闇と影の百年戦争』で吉川英治文学新人賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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