内容説明
いつのまにか、むぎばたけでねむって、まいごになったワーリャのために、おかあさんさがしがはじまりました。“わたしのおかあさんは世界一びじん”というワーリャのことばをきいて、むらじゅうから、びじんのおかあさんがよびあつめられます。小学1・2年生向け。
著者等紹介
ライアー,ベッキー[ライアー,ベッキー][Reyher,Becky]
本名・レベッカ・ライアー。1897年ニューヨーク市に生まれ、1915年の早くから婦人参政権運動の旗手としてアメリカ各州で戦った。その後、アフリカに渡って「ハースト・インターナショナル・マガジン」の特別ライターをつとめたり、ニューヨークのWNYC局のラジオの子ども番組を主宰。晩年は、ニューヨークの進歩的な学校「ニュー・スクール・オブ・ソーシアル・リサーチ」で教えながら著作活動に励んだ
ガネット,ルース[ガネット,ルース][Gannett,Ruth]
1896年カリフォルニアに生まれ、『エルマーとりゅう』のルース・S・ガネットの義母にあたる。『わたしのおかあさんは世界一びじん』で、1946年度のコールデコット名誉賞に選ばれた。1979年没
光吉郁子[ミツヨシイクコ]
東京生まれ。東洋英和女学院短大卒業。かたわら慶応義塾外国語学校に学び、久しく海外の児童文学に親しむ。そして、翻訳家へ道を進める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
♪みどりpiyopiyo♪
45
むかし むかし、ロシアの ウクライナに、また、とりいれの きせつが やって きました… ■ウクライナの昔話を読みました。長閑で賑やかで楽しいお話♪ ワーリャ かわいい♡ 村長さん、そこでそれ言う?! ■「世のなかには、目でしか みない 人も いるし、こころで みる 人も いるのよ。」うんうん、ほんと。大好きなお母さん 良かったね ( ' ᵕ ' ) (1945年。日本版 1985年)(→続2019/05/15
chiaki
42
『ゆかいなゆかいなおはなし』より、読友さんのおすすめ本♡ウクライナの昔話。小麦の収穫を祝う村のお祭りを明日に控えて待ち遠しく思うワーリャ。農作業もいつも以上に張り切ったせいで、つい小麦畑でうとうと…気付けば迷子に!ワーリャの「わたしのお母さんは世界一美人!」という言葉を頼りに知らない人たちがお母さんを探してくれますが…笑 牧歌的な農村の様子や陽気な村人たち、民族衣装ソロチカがとても綺麗に描かれています♡ウクライナの有名なことわざを引用した村長さんの言葉、最後のお母さんの一言もぜーんぶ好き!この本欲しい!2021/01/09
美紀ちゃん
25
この本好き!自分のお母さんが世界一美人なんですょ!P41「きれいだから、すきなのじやない。すきだからこそ、きれいにみえるのだ!」実際のお母さんとその娘の並んだ顔の絵は、見るとちょっと引く感じの絵なんですけど、内容が良い。好きな人は親しみを込めて見るから美しく見えたりする。そういう内容です。うちの下の子も私が美人と信じていたからね。違うのにね。2019/04/05
ヒラP@ehon.gohon
22
好きだからきれいに見えるっていい言葉だと思います。 「私のお母さんは世界一美人」だと言える子どもも素晴らしいと思います。 何となく、決して美人じゃないぞと言っているようなお話で、挿し絵もちょっと可哀想です。 子どもの純粋さを形にするのは難しいですね。2017/02/06
魚京童!
21
世のなかには、目でしかみない 人も いるし、 こころで みる 人もいるのよ。2019/04/21