内容説明
ある日、あばれんぼうのあかりすたちに、いえをおわれてこまってしまったりすのスージー。ようやくみつけたふるいいえのやねうらべやであった、おもちゃのへいたいたちにいままでのことをはなすと…。小学校低学年向。
著者等紹介
ヤング,ミリアム[ヤング,ミリアム]
1913~1974。アメリカの女流作家
光吉郁子[ミツヨシイクコ]
東京生まれ。東洋英和女学院短大卒業。かたわら慶応義塾外国語学校に学び、久しく海外の児童文学に親しむ
ロベル,アーノルド[ロベル,アーノルド]
1933~。アメリカの絵本作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
chiaki
43
高い樫の木のてっぺんに一人で暮らすりすのスージー。歌いながら楽しく家事をこなし、夜はお星さまとともに夜風に吹かれながら眠りにつく穏やかな毎日。でもある日、暴れん坊のあかりすたちがスージーの家を乗っ取り、スージーは家を追われます。スージーは素晴らしい調度品に囲まれた新しい住処を見つけ、おもちゃの兵隊たちと暮らしますが、やはり住み慣れた樫の木の家が恋しくなり…。やっぱり自分の家が一番落ち着くよね。おもちゃの兵隊たちとのその後の関係も素敵。挿絵はアーノルド・ローベルさん。2021/02/22
シュシュ
16
アーノルド・ローベルの絵が生き生きしている。働き者のりすのスージーが気持ちよかった。期せずして嫌な侵入者がやってきて、スージーはかしの木の自分の家を追い出される。そして、たどり着いた一軒の屋敷の中で、古いドールハウスを見つけ、きれいに掃除してその中に住む。その屋敷の中でおもちゃの兵隊たちに会い、スージーはお母さんのように兵隊たちの世話をする。兵隊たちはスージーの身の上話を聞いて、スージーの力になってくれる。挿絵の力が大きくて、絵を見るのが楽しかった。低学年でも読める本。2015/12/11
yk
9
アーノルドローベル本。でも文は違う。スージーが追い出されちゃったけど、おもちゃの兵隊さんたちに助けられるお話。スージーいいね!2021/12/13
遠い日
8
アーノルド・ローベルの絵を求めて。ヤングのお話も、ローベルの絵もとてもかわいらしい。りすのスージーは、きれい好きで働き者。家をきちんと整えて、毎日気持ちよく暮らす。乱暴者のアカリスに無理矢理追い出されたスージーの受難の物語。おもちゃの兵隊たちとの出会いと暮らし。兵隊たちの活躍にもわくわく。小さい頃好きだった「お話」の要素が詰まっていて、嬉しい出会いの本でした。2014/06/12
lovemys
6
穏やかなスージーが素敵~♪ 荒くれもの(あかりす)がでてきたり、兵隊さんが出てきたりと物騒だけど、なんともほっこりする物語。見開きで出てくる挿絵が美しく、ふぁ~って気持ちになる。木の上で眠るスージーが可愛らしい♪2019/07/23