内容説明
できないをできるに変える、感覚の力。五感のうち、日ごろあまり意識することのない感覚のおもしろさを紹介。
目次
はじめに 感覚のふしぎを旅しよう
第1章 色の見え方は人それぞれ―カラーユニバーサルデザインはみんなが見やすい
第2章 ピクトグラムで伝わる思い―コミュニケーションの手段は一つではない
第3章 触角がひらく豊かな世界―「触常者」からのメッセージ
第4章 アイディアで「できない」を「できる」に―盲ろう者のための「ヘレンケラーホン」
第5章 自分らしさを失わないために―ここちよさを生み出す科学
おわりに 本をだれでも楽しめるものにしたい
著者等紹介
成松一郎[ナリマツイチロウ]
1961年神奈川県横須賀市生まれ。出版社勤務を経て、2004年読書工房を設立。障害のある人へのサポートや、図書館・読書に関わる書籍などを発行。また、NPO法人バリアフリー資料リソースセンター事務局長として、多様なニーズのある読者と著者・出版社との橋渡しを目指している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
skr-shower
2
少数派の意見でも、多数派に取とって使いやすいものになることも多い。「障碍者」という括りで考えないで、声をあげよう。進路について、その職業に実際についている人に聴くと最新の情報を持っていたりする。職業選択時には大切な事。2018/01/28
ふさたろう
1
今まで難しいと思っていたことが、工夫と技術の発達で可能になってきている。PICTというもので、話し言葉によるコミュニケーションが苦手だった人たちがコミュニケーションを取れるようになる。人間の工夫というものは本当に素晴らしいと感じた。色覚弱者の人が、本当になりたい職業があるのなら、先生に相談するのではなく、その職業に就いた人に相談しようといわれたのは、興味深かった。学校の先生はどうしても物事を制限しがちだからなぁ。2011/02/10
suiu
0
かろやか2015/05/27