内容説明
省三、広介、賢治、南吉などの近代日本の児童文学と、トウェイン、アンデルセン、キャロル、ミルンなどの外国作品との接点や影響を詳細に説き明かす。
目次
1 近代日本の作家と外国文学(千葉省三と『トム・ソーヤの冒険』;浜田広介とアンデルセン;宮沢賢治の「風の又三郎」をめぐって;賢治とルイス・キャロル;新美南吉と翻訳)
2 日本における翻訳・受容(ミルン童話と翻訳・受容;『ガリヴァー旅行記』移入考;『イソップ』移入考)
3 対比論ノート(『マザー・グースのうた』と物語文学;文学における人物創造)